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第0章-3:材料勘定の記入方法

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工業簿記の基本的記入方法

工業簿記ではモノの流れを意識する

商業簿記では、費用と資産は借方、収益と負債・純資産は貸方に記入すると覚えたと思いますが、工業簿記の場合も基本的には同じです。

しかし、工業簿記ではこのような覚え方ではなく、モノの流れに沿って記入していくことを意識してください。

工業簿記における勘定記入の流れ

具体的に言うと、外部から購入したり製造ラインへ投入したりすることによって入ってきたものは借方に記入し、消費や払出しなどにより出ていったものは貸方に記入していきます。


材料勘定への記入方法

材料を購入したとき

材料を購入すれば材料が増加するので、まず購入額を「材料」勘定の借方に記入します。商品の場合と同じく、材料を掛けで購入したときは「買掛金」を使い、付随費用が発生した場合は材料の取得原価に含めます。

例題 材料¥10,000を掛けで購入した。

借方科目 金額 貸方科目 金額
材料 10,000 買掛金 10,000

材料を消費したとき

次に材料を消費した場合には、材料が減少するのでその消費額を「材料」勘定の貸方に記入します。

この消費額のうち、直接材料費(どの製品の製造に使ったのかが明確に分かるもの)は「仕掛品」勘定の借方に記入し、間接材料費(どの製品の製造に使ったのかが明確には分からないもの)は「製造間接費」勘定の借方に記入します。

ちなみに「仕掛品」(しかかりひん)とは、製品の作りかけのものだと思ってください。

また、製造原価(材料費)となるのは購入した材料のうち消費した部分のみであって、購入しただけでは製造原価にはならないということもあわせて覚えておいてください。

例題 購入した材料のうち、製品の製造のために直接材料費として¥6,000、間接材料費として¥3,000消費した。

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕掛品
製造間接費
6,000
3,000
材料 9,000

材料勘定の記入方法

なお、購入額のうち当期中に消費しなかった部分については、貸借対照表上で「材料」(資産)として繰り越します。




最後にこのページのポイントをチェック!

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1.材料を購入したときは材料勘定の借方に記入する。付随費用がある場合は材料の取得原価に含める。

2.材料を消費したときは材料勘定の貸方から以下の要領で振り替える。
①直接材料費は仕掛品勘定の借方へ。
②間接材料費は製造間接費勘定の借方へ。


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