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第1章-2:材料の購入



材料の購入原価

材料を外部から購入した場合、その購入原価は次のように計算します。

購入原価 = 購入代価 + 材料副費(外部副費+内部副費)

購入代価は材料そのものの価格をいいます。また、材料副費とは材料を購入する際の付随費用のことであり、次のように分類できます。

外部副費
材料を購入してから倉庫に納入するまでにかかった費用。引取費用ともいう。(例)買入手数料、引取運賃、荷役費、保険料、関税など。
内部副費
材料を受け入れた後に発生する費用。(例)検収費、整理費、保管料、購入事務費など。

なお、内部副費については、その全部または一部を購入原価に算入しないことができるとされていますが、試験では問題の指示に従ってください。


材料副費の予定配賦

材料副費の中には材料の購入時において金額が判明しないものもあります。そのような場合、材料副費の実際額が判明するまで処理ができず、計算が遅れてしまうということになります。

そこで、材料副費は実際額のほか予定額(あらかじめ予想した金額)をもって配賦(はいふ)することができるとされています。

①材料を購入したとき

例題 材料¥1,000,000を掛けで購入した。材料副費については購入代価の10%を予定配賦する。

材料副費を予定配賦する場合、購入代価と材料副費の予定配賦額との合計が材料の購入原価となります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
材料 1,100,000 買掛金
材料副費
1,000,000
100,000

材料副費の予定配賦の勘定記入1

②材料副費の実際発生額が判明したとき

例題 材料副費の実際発生額が¥105,000と判明した(現金による支払い)。

借方科目 金額 貸方科目 金額
材料副費 105,000 現金 105,000

材料副費の予定配賦の勘定記入2

③材料副費配賦差異の処理

例題 材料副費の実際発生額と予定配賦額の差額を材料副費配賦差異勘定で処理した。

材料副費の実際発生額と予定配賦額の差額を材料副費配賦差異勘定へ振り替えます。例題では「実際発生額>予定配賦額」となりますが、これは「予想よりも多く費用が掛かってしまった」ということを意味するので不利差異となります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
材料副費配賦差異 5,000 材料副費 5,000

材料副費の予定配賦の勘定記入3

このように不利差異の場合には配賦差異勘定の借方へ振り替えられるので、不利差異のことを借方差異と呼ぶ場合もあります。

逆に「実際発生額<予定配賦額」のケースでは、「予想よりも費用が少なくて済んだ」ということを意味するので有利差異となります。有利差異は、配賦差異勘定の貸方へ振り替えられるので貸方差異と呼ぶ場合があります。

【有利差異(貸方差異)のケース】

有利差異(貸方差異)が発生するケース

予定配賦を行う場合、単に実際額と予定額との差額を把握するだけでは不十分です。原価管理等の目的を達成するためには、それが不利差異なのか有利差異なのかということまでを把握して分析することが必要となるのです。




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INDEX

 第0章:工業簿記のアウトライン
 第1章:費目別計算
 第2章:個別原価計算①
 第3章:製造間接費の予定配賦
 第4章:個別原価計算②
 第5章:総合原価計算①
 第6章:総合原価計算②
 第7章:総合原価計算③
 第8章:総合原価計算④
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