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第2章-1:個別原価計算の意味と計算手続



個別原価計算とは

個別原価計算とは、受注したそれぞれの製品ごとの原価を計算する方法です。

受注生産では、顧客からの注文によって製品の仕様(材質や大きさなど)が異なります。したがって、原価もまた製品ごとに違ってきます。

そのため、受注生産を行なっている企業では、注文ごとにそれぞれの製品の原価を個別に計算する必要があります。このような場合に用いられる原価計算の方法が個別原価計算なのです。


個別原価計算の計算手続

製造直接費は直接賦課

製造直接費はどの製品に対して発生したのかが明確に分かるため、特定の製品に跡づけすることができる原価です。

したがって、その原価が発生した製品に直接負担させればいいだけなので特に問題ありません。

ちなみに、これを(直接)賦課または直課といいます。

製造間接費は配賦

一方、製造間接費はどの製品に対して発生したのかが明確にはわからない原価なので、製品に直接賦課することはできません。そこで、製造間接費については何らかの基準に基づいて各製品に按分する必要があるのです。

この手続きのことを製造間接費の配賦(はいふ)といいます。

個別原価計算における製造間接費の配賦

原価計算は、説明を読むよりも実際に問題を解いてみたほうが理解がしやすいと思いますので、次のページでは実際に個別原価計算の問題を解きながら、その解き方の手順について見ていくことにしましょう。




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INDEX

 第0章:工業簿記のアウトライン
 第1章:費目別計算
 第2章:個別原価計算①
 第3章:製造間接費の予定配賦
 第4章:個別原価計算②
 第5章:総合原価計算①
 第6章:総合原価計算②
 第7章:総合原価計算③
 第8章:総合原価計算④
 第9章:工業簿記の財務諸表
 第10章:標準原価計算
 第11章:CVP分析と直接原価計算
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