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第4章-3:補助部門費の配賦(第2次集計)



補助部門費の配賦とは

補助部門費の配賦(第2次集計)では、補助部門費を適切な配賦基準によって製造部門に配賦します。

補助部門は直接製品の製造に関係しているわけではありませんので、補助部門費を直接製品に配賦しようとしても適切な配賦基準が得られません。その一方で、補助部門は製造部門に用役(サービス)を提供しているので、製造部門に対する適切な配賦基準は持っています。

そこで、いったん補助部門費を製造部門に配賦し(第2次集計)、製造部門から製品へ配賦するのです。


補助部門費の配賦方法

補助部門費を製造部門へ配賦するに際して、補助部門どうしの用役の授受をどのように考えるかが問題となってきます。例えば、補助部門である動力部門は製造部門だけでなく他の補助部門に対しても動力を提供しているはずです。

これを厳密に考えると、動力を提供している他の補助部門に対しても動力部門費を配賦しなければならないことになります。

しかし、これにはいつまで経っても配賦計算が終わらないという問題があります。なぜなら、動力部門費をすべて配賦したとしても、同時に他の補助部門から動力部門へ補助部門費が配賦されてきます。それを再び配賦しても、また他の補助部門から配賦されてくるといったようにきりがないのです。

この問題を解決する配賦方法としていくつかの方法がありますが、日商簿記2級では直接配賦法相互配賦法という2つの方法の出題が考えられます。

直接配賦法

はじめから補助部門どうしの用役の授受は無視して、補助部門費を製造部門のみに配賦する方法。

直接配賦法の図解

相互配賦法

この方法では、補助部門費の配賦を2段階で行います。

・第1次配賦

第1次配賦では補助部門どうしの用役授受も考慮して、用役提供の流れ通り補助部門費を製造部門だけでなく補助部門へも配賦します。

相互配賦法(第1次配賦)の図解

・第2次配賦

先ほど言ったように、補助部門相互間の配賦を続けているときりがないので、第2次配賦では補助部門費を製造部門のみに配賦します。つまり、第2次配賦では直接配賦法と同じ方法ということになります。

相互配賦法(第2次配賦)の図解



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INDEX

 第0章:工業簿記のアウトライン
 第1章:費目別計算
 第2章:個別原価計算①
 第3章:製造間接費の予定配賦
 第4章:個別原価計算②
 第5章:総合原価計算①
 第6章:総合原価計算②
 第7章:総合原価計算③
 第8章:総合原価計算④
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