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第7章-4:材料の追加投入の計算方法



材料の追加投入の例題

次の資料に基づいて、当月の完成品原価および月末仕掛品原価を求めなさい。

1.生産データ

月初仕掛品  500個 (40%)
当月投入 1,000
1,500個
月末仕掛品  400 (60%)
完成品 1,100個

( )内は加工進捗度を示す。

2.原価データ

月初仕掛品 当月投入 備  考
a材料費 ¥40,000 ¥220,000 (始点で投入)
b材料費 ¥45,000 ¥130,000 (加工進捗度20%の点で投入)
c材料費 ¥180,000 (加工進捗度50%の点で投入)
d材料費 ¥150,000 (終点で投入)
e材料費 ¥72,000 ¥330,600 (工程を通じて平均的に投入)
加工費 ¥68,000 ¥342,000

3.完成品と月末仕掛品への原価配分は先入先出法による。


材料費の計算

【前回学習した内容のまとめ】

追加投入のパターン 仕掛品の
直接材料費進捗度
計算方法
工程の途中で投入
(一括定点投入)
仕掛品の加工進捗度
<追加材料の投入点
0% すべて完成品が負担
(仕掛品は負担しない)
仕掛品の加工進捗度
≧追加材料の投入点
100% 始点投入の場合と同じ
工程の終点で投入 0% すべて完成品が負担
(仕掛品は負担しない)
工程を通じて平均的に投入 加工進捗度に比例 加工費の計算と同じ

a材料費

a材料は始点投入なので、月初仕掛品・月末仕掛品ともに完成品と同量の材料が含まれています。したがって、仕掛品の直接材料費進捗度は100%ということになります。

材料の追加投入(始点投入)

b材料費

b材料は20%の点で投入しています。月初仕掛品・月末仕掛品ともにb材料の投入点を通過しているので、完成品と同量の材料が含まれています。

したがって、仕掛品の直接材料費進捗度は100%ということになります(始点投入のケースと同じ)。

材料の追加投入(途中投入1)

c材料費

c材料は50%の点で投入しています。

月末仕掛品はc材料の投入点を通過しているので、完成品と同量の材料が含まれています。したがって、月末仕掛品の直接材料費進捗度は100%ということになります。

一方、月初仕掛品はc材料の投入点を(月初の段階で)通過していないので、月初仕掛品にはc材料は一切含まれていないことになります。したがって、月初仕掛品の直接材料費進捗度は0%ということになります(つまり換算量は0個になる)。

材料の追加投入(途中投入2)

d材料費

d材料は工程の終点で投入されるので、仕掛品にはまったく含まれていません。したがって、d材料費はすべて完成品の原価となります。これについてはボックス図を書く必要もないと思います。


e材料費

e材料は工程を通じて平均的に投入しているので、仕掛品の数量に加工進捗度を掛けた完成品換算量に基づいて計算していきます。※加工費の計算方法と同じ。

材料の追加投入(平均的に投入)

加工費の計算

加工費の計算

例題の答え

当月の完成品原価

a材料費 ¥172,000
b材料費 ¥123,000
c材料費 ¥132,000
d材料費 ¥150,000
e材料費 ¥333,000
加工費 ¥338,000
当月の完成品原価 ¥1,248,000

月末仕掛品原価

a材料費 ¥88,000
b材料費 ¥52,000
c材料費 ¥48,000
d材料費
e材料費 ¥69,600
加工費 ¥72,000
月末仕掛品原価 ¥329,600



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 第0章:工業簿記のアウトライン
 第1章:費目別計算
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 第3章:製造間接費の予定配賦
 第4章:個別原価計算②
 第5章:総合原価計算①
 第6章:総合原価計算②
 第7章:総合原価計算③
 第8章:総合原価計算④
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