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第0章-3:株式会社とは?



株式会社の特徴

日商簿記3級が主に個人事業主を対象としているのに対して、2級では中・小規模の株式会社を対象としています。

「株式会社ってよく聞くけど、具体的にどんな会社なのかよくわからない」という人もいるかと思いますので、ここでは株式会社の特徴ついて簡単に説明していきたいと思います。

株式

大規模な経営を行おうとすれば、当然ながら多額の資金(元手)が必要となりますが、この資金を個人で調達するのは大変です。

そこで、会社は「株式」(株券)というものを発行して、それを買ってもらうことで必要な資金を調達するという方法をとることがあります。

1株の金額を少額にすれば、あまりお金を持っていない人でも容易にその会社の株を購入することができますし、証券市場を通して世界中の人から資金を集めることもできます。

このように、株式の発行により資金を調達する会社のことを株式会社といいます。

なお、株式を買ってくれた人(株式の所有者)のことを株主といいます。個人だけでなく、会社なども株主になれます。

株式は借入金と違って、利息の支払いや元本の返済の必要がありませんが、その代わり利益の一部を配当として株主に支払います

株式のイメージ

株主有限責任の原則

株式会社では、すべての株主がその出資額を限度とする有限の責任を負うだけで、会社債権者に対してはなんの責任も負いません。これを株主有限責任の原則といいます。

もし会社が倒産した場合でも、株主は持っている株が紙切れになる(価値がなくなる)だけで、それ以上の責任(例えば、会社債権者から直接請求されるなど)は負わないということです。

株主に会社経営の失敗に関する責任を負わせないことによって、誰でも安心して会社に出資できるようになるわけです。

株主有限責任の原則のイメージ

所有と経営の分離

株主は株式会社の所有者(オーナー)ですから、原則的に言えば自ら会社の経営を行っても問題ないはずです。

しかし、会社の意思決定のたびに世界中に散在している株主が集まることは実質的に不可能ですし、株主全員が経営に関する専門知識を有しているとは限りません。また、株主はもっぱら株価や配当のみに関心があり、会社を経営する意思も能力もないのが普通です。

そこで、株式会社では株主総会(株主全員が集まって物事を決める総会)において、経営の専門家である取締役を選任し、その取締役に経営を任せます。

会社の所有者である株主は、株主総会において会社の重要事項についてのみ決議し、日々の経営は経営のプロである取締役が行う、というように株式会社では所有と経営が制度的に分離されているのです。これを所有と経営の分離といいます。

所有と経営の分離のイメージ

資本制度

株式会社では株主有限責任の原則があるので、会社債権者は株主に対して直接返済を請求することはできません。つまり、会社債権者にとって弁済の担保となるのは会社財産のみということになるので、会社債権者の立場からすると、配当などで会社財産が社外に流出するのをなるべく避けたいと思います。

しかし、株主の立場からすると、なるべく多くの配当金がほしいと思うでしょう。株主の要求に従って、あまりにも多くの配当をしてしまうと会社財産が空っぽになり、会社債権者を害するおそれがあります。しかも会社債権者は株主とは違い、会社の経営に関与することができません。

したがって、会社債権者を保護するためには制度的に一定の会社財産を確保する必要があるわけです。

このような株主と会社債権者の利害の対立を調整するために、会社法という法律では会社財産を充実・維持させ、原則として自由にこれを減少することを認めないなど、会社財産を確保するための制度(資本制度)を設けているのです。

資本制度のイメージ



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 第1章:銀行勘定調整表
 第2章:商品売買
 第3章:手形その他債権債務
 第4章:有価証券
 第5章:固定資産
 第6章:引当金
 第7章:リース取引
※作成中
 第8章:株式の発行、合併、剰余金
 第9章:税金および決算等
 第10章:本支店会計
※作成中
 第11章:外貨換算会計
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