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第5章-3:固定資産の買換え・除却・廃棄



固定資産の買換え

固定資産の買換えとは?

ボキタロー パソコンが古くなったから新しいものを購入しようと思ってるんだけど、古いパソコンを下取りしてくれるんだって。こんな時、どうやって処理するの?

固定資産を購入する際に、今まで使用してきた固定資産を下取りに出し、新しい固定資産を取得する場合があります。これを固定資産の買換えといいます。

固定資産の買換えは旧固定資産の売却と新固定資産の購入から成っているので、処理の方法もこの2つの仕訳を合算したものとなります。

固定資産の買換えのイメージ

固定資産の買換えに関する問題

例題 当期首に備品(取得原価¥100,000、減価償却累計額¥67,000、間接法で記帳)を¥30,000で下取りに出し、新しい備品¥140,000を購入した。新備品の購入価額と旧備品の下取価額との差額は現金で支払った。

ⅰ.旧備品の売却の仕訳

(借) 未収入金
備品減価償却累計額
固定資産売却損
30,000
67,000
3,000
(貸) 備品
100,000

※便宜上、下取価額は「未収入金」として処理しています。

ⅱ.新備品の購入の仕訳

下取価額(「未収入金」)を購入代金に充て、差額は現金で支払います。

(借) 備品 140,000 (貸) 現金
未収入金
110,000
30,000

ⅲ.買換えの仕訳(ⅰ+ⅱ)

ⅰ.旧備品の売却の仕訳とⅱ.新備品の購入の仕訳を合算したものが買換えの仕訳となります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品
備品減価償却累計額
固定資産売却損
140,000
67,000
3,000
備品
現金
100,000
110,000
ボキタロー 借方の備品勘定と貸方の備品勘定って相殺したらダメなのかな?

はい。借方の「備品」は新備品を表しており、貸方の「備品」は旧備品を表しています。この両者は性質の異なるものなので相殺してはいけません。

固定資産の買換えでは、新資産の取得原価と下取価額との差が支払額となり、また、旧資産の簿価と下取価額との差が売却損益となるので、次のような図を書いて考えれば一発で仕訳ができ時間の短縮になりますが、難しい人は無理をせずに購入と売却の仕訳を分けて考えてください。

固定資産の買換えの考え方

固定資産の除却

固定資産の除却とは?

ボキタロー 古いパソコン、下取りに出すのをやめました。仕事ではもう使えないけど、中古で売れるかもしれないから捨てないで倉庫に保管しときます。

固定資産が営業のために使用できなくなったため、これを帳簿から取り除くことを除却(じょきゃく)といいます。除却された固定資産がスクラップなどとして売却できる見込みがある場合は、その評価額(見積処分価額)を貯蔵品勘定(資産)で処理します。

固定資産の除却のイメージ

固定資産の除却に関する問題

例題 当期首に備品(取得原価¥100,000、減価償却累計額¥67,000、間接法で記帳)を除却し、その除却費用¥2,000を現金で支払った。なお、この備品の評価額は¥20,000である。

基本的には売却と同じように考えればいいのですが、評価額がある場合は貯蔵品勘定が計上される点に気を付けてください。貸借の差額は固定資産除却損(借方)または固定資産除却益(貸方)とします。

また、除却費用を支払った場合は固定資産除却損益勘定に含めて処理します。なお、固定資産除却損(固定資産除却益)は損益計算書上、特別損失(特別利益)として表示します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品減価償却累計額
貯蔵品
固定資産除却損
67,000
20,000
15,000
備品
現金
100,000
2,000


固定資産の廃棄

ボキタロー 古いパソコン、売れそうにないのでやっぱり捨てることにしました。

はい。固定資産が営業のために使用できなくなったため、処分することを廃棄といいます。

除却は倉庫などに保管されるのに対して、廃棄は完全に処分してしまうという違いがあります。なお、廃棄の場合は評価額はありません。

固定資産の廃棄のイメージ

例題 当期首に備品(取得原価¥100,000、減価償却累計額¥67,000、間接法で記帳)を廃棄し、廃棄のための費用¥3,000は現金で支払った。

廃棄の場合、固定資産の帳簿価額(取得原価-減価償却累計額)をそのまま固定資産廃棄損勘定(特別損失)で処理します。廃棄費用を支払った場合は固定資産廃棄損に含めて処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品減価償却累計額
固定資産廃棄損
67,000
36,000
備品
現金
100,000
3,000



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