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第5章-3:有形固定資産の買換え・除却

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固定資産の買換え

固定資産の買換えとは?

固定資産を購入する場合に、今まで使用してきた固定資産を下取りに出し、新しい固定資産を取得する場合があります。これを固定資産の買換えといいます。

固定資産の買換えは旧固定資産の売却と新固定資産の購入から成っているので、処理の方法もこの2つの仕訳を合算したものとなります。

固定資産の買換えに関する問題

例題 備品(取得原価¥100,000、期首減価償却累計額¥36,000)の備品を×5年9月30日に¥60,000で下取りに出し、新しい備品¥140,000を購入した。新備品の購入価額と旧備品の下取価額との差額は現金で支払った。なお、当社の会計期間は3月31日を決算日とする1年である。また、備品は年償却率20%の定率法によって減価償却を行っている。

ⅰ.旧備品の売却の仕訳

上の例題の場合、期中売却なので期首から売却日までの減価償却費を月割で計上します。

(借) 未収入金
備品減価償却累計額
減価償却費
60,000
36,000
6,400
(貸) 備品
固定資産売却益
100,000
2,400

※便宜上、下取価額は「未収入金」として処理しています。

減価償却費:¥6,400=(¥100,000-¥36,000)×20%×6か月/12か月

ⅱ.新備品の購入の仕訳

下取価額(「未収入金」)を購入代金に充てます。

(借) 備品 140,000 (貸) 現金
未収入金
80,000
60,000

ⅲ.買換えの仕訳(ⅰ+ⅱ)

借方の「備品」は新備品を表しており、貸方の「備品」は旧備品を表しています。この両者は性質の異なるものなので相殺はしないでください。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品
備品減価償却累計額
減価償却費
140,000
36,000
6,400
備品
現金
固定資産売却益
100,000
80,000
2,400

有形固定資産の買換えの分析図

固定資産の除却

固定資産の除却とは?

固定資産が営業のために使用できなくなったため、これを帳簿から取り除くことを除却といいます。除却された固定資産は、評価額(見積処分価額)をもって貯蔵品勘定(資産)で処理します。

固定資産の除却に関する問題

例題 備品(取得原価:¥120,000 期首減価償却累計額:¥43,200 償却方法:定率法 償却率:年20% 記帳方法:間接法 決算日:3月31日)を12月31日に除却し、その除却費用¥2,000を現金で支払った。なお、この備品の評価額は¥20,000である。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品減価償却累計額
減価償却費
貯蔵品
固定資産除却損
43,200
11,520
20,000
47,280
備品
現金
120,000
2,000

減価償却費は期首から除却日までの月割で計算し、貸借の差額を「固定資産除却損」とします。 なお、固定資産除却損は損益計算書上、特別損失として表示します。

減価償却費:¥11,520=(¥120,000-¥43,200)×20%×9か月/12か月



ポイントチェック!

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1.固定資産の買換えの処理は、旧固定資産の売却新固定資産の購入の2つの仕訳を合算したものとなる。

2.固定資産が営業のために使用できなくなったため、これを帳簿から取り除くことを除却という。

3.除却された固定資産は、評価額(見積処分価額)をもって貯蔵品勘定で処理する。


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