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第8章-1:株式会社とは

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株式会社の仕組み

日商簿記3級が主に個人商店を対象としているのに対して、2級は中・小規模の株式会社を対象としています。ここでは、株式会社とは何なのかについて、簡単に説明していきたいと思います。

株式会社とは、「株式」「株主有限責任」という2つの特色を持つ会社です。この2つの特色によって、広く一般大衆から資金を集めることができ、大規模経営が可能になるのです。

株式とは?

株式とは、細分化された割合的単位の形をとる株式会社の社員たる地位をいいます。

ここでいう「社員」とは従業員のことではなく、出資者、つまり株式会社でいうと株主のことを意味します。株式会社の社員の地位を細分化し単位化することによって、株主個人の個性に関係なく、株式の流通を円滑にすることによって、誰でも容易に会社に参加することができるのです。

例えば、1株の金額を少額にすることによって、あまりお金を持っていない人でも容易にその会社の株を購入することができます。また、1株の価値を基本的にすべて同じとすることで、証券市場において容易に売買することができ、株式を大量に流通させることができるのです。

株主有限責任とは?

株式会社では、すべての株主が、その出資額を限度とする有限の責任を負うだけで、会社債権者に対してはなんらの責任も負いません。これを株主有限責任の原則といいます。

つまり、もし会社が倒産した場合でも、持っている株が紙切れになるだけで、それ以上の責任(例えば、会社債権者から直接請求されるなど)は負わないということです。

株主に会社経営の失敗に関する責任を負わせないことによって、誰でも安心して会社に出資できるようになります。

株主有限責任の原則のイメージ

株式会社の資本構成

資本とは?

資本とは、株式会社において会社財産を確保するための基準となる一定の計算上の金額をいいます。

上で説明したように、株式会社では株主有限責任の原則があるので、会社債権者は株主に対して直接返済を請求することはできません。つまり、会社債権者にとって弁済の担保となるのは会社財産のみということになります。

したがって、会社債権者を保護するためには一定の会社財産を確保する必要があるわけです。そこで、会社財産を充実・維持させ、原則として自由に資本を減少することを認めないなど、会社財産を確保するための資本制度を設けているのです。

資本制度の採用

株式会社の資本構成

簿記(会計)上、資本(純資産)は貸借対照表における資産と負債の差額として計算されます。2級では、この純資産の部に関して「Ⅰ 株主資本」の一部のみが出題されるので、これについて説明していきたいと思います。

貸借対照表における純資産の部「Ⅰ 株主資本」(一部)は次のようになります。

貸借対照表の純資産の部「Ⅰ株主資本」

1.資本金 払い込まれた資本のうち、「資本金」として会計処理したもの。
2.資本剰余金 (1)資本準備金 直接資本の増減を生じさせる取引から発生したもののうち、資本金としなかった部分。
(2)その他資本剰余金 資本剰余金のうち、資本準備金以外のもの。
3.利益剰余金 (1)利益準備金 株主への配当などの際に、会社法によって積み立てることが強制される準備金。
(2)その他利益剰余金 任意積立金 株主総会の決議によって任意に積み立てられたもの。
繰越利益剰余金 留保されている利益のうち、利益準備金や任意積立金として積み立てられていないもの。



ポイントチェック!

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※このページが直接試験で出題されることはありません。

※株式会社の特徴や資本(純資産)にはどのようなものがあるのかを大まかに確認できれば大丈夫です。


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