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第2章-6:付随費用の処理②(相手方負担のケース)



相手方負担の付随費用

冒頭にも書いたとおり、相手方が負担する契約となっている付随費用を当店が立て替えて支払った場合、立替金勘定を使って処理する方法立替金勘定を使わずに処理する方法があります。

「立替金」は、立て替えたお金を将来相手方から支払ってもらえるという権利を表します。

face01 たしか、権利は簿記上資産になるんだったね。

はい、そのとおり。したがって、増加すれば借方に記入し、減少すれば貸方に記入します。

立替金勘定
face01 でも、立替金勘定を使わない方法ってどうやるんだろう?

それでは、例題を使って順番に見ていきましょう。


仕入諸掛の仕訳


例題 商品¥500を掛けで仕入れ、これに付随して発生した費用¥100は現金で支払った。なお、付随費用については相手方が負担する契約となっている。

ⅰ.立替金勘定で処理する方法

相手方が負担すべき付随費用を当店が立て替えて支払ったということになるので、これを立替金勘定で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入
立替金
500
100
買掛金
現金
500
100

ⅱ.立替金勘定を使わない方法

もう1つの方法としては、立替金勘定を使わずに立て替えた金額を買掛金から差し引くという方法があります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 500 買掛金
現金
400
100

将来相手方に支払う買掛金の金額が減少するわけですから、結局相手方が付随費用を負担したということになるわけです。

相手方負担の仕入諸掛

販売諸掛の仕訳


例題 商品¥500を掛けで売り上げ、これに付随して発生した費用¥100は現金で支払った。なお、付随費用については相手方が負担する契約となっている。

ⅰ.立替金勘定で処理する方法

これは、先ほどの仕入諸掛のケースと同じです。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金
立替金
500
100
売上
現金
500
100

ⅱ.立替金勘定を使わない方法

もう1つの方法としては、立替金勘定を使わずに立て替えた金額を売掛金に含めるという方法があります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金 600 売上
現金
500
100

この方法は、将来受け取る売掛金の金額が立て替えた分だけ増えるので、結局相手方が付随費用を負担したということになります。

相手方負担の販売諸掛

face01 当店負担とか、相手方負担とか。仕入諸掛とか、販売諸掛とか。処理の方法がいくつもあると、どれを使ったらいいのかわからないね。

処理方法が複数ある場合、試験では必ず問題文の指示に従ってください。もし指示がない場合は、与えられた資料などから自分で判断するということが必要になります。

【付随費用の処理まとめ】

仕入諸掛 販売諸掛
当店負担 購入原価(「仕入」)に含める 「発送費」(費用)で処理
先方負担 ⅰ.「立替金」で処理
ⅱ.「買掛金」から控除
ⅰ.「立替金」で処理
ⅱ.「売掛金」に含める



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INDEX

 第1章:現金および預金
 第2章:商品売買
 第3章:手形取引
 第4章:有価証券および固定資産
 第5章:その他債権債務等
 第6章:決算手続き
 第7章:帳簿および財務諸表
 第8章:伝票式会計
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