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第6章-1:簿記一巡の手続と決算整理



簿記一巡の手続とは?

簿記一巡の手続とは、大まかにいうと「取引→仕訳→勘定記入→試算表→財務諸表」という一連の流れのことをいいます。

※簿記一巡の手続の基本的なことは「中二でもわかる!簿記超入門」で説明していますので、理解できていない方は、まずそちらをご覧ください。

簿記一巡の手続きの全体像

簿記一巡の手続きの全体像(日商簿記3級に関連する部分のみ)を図にすると次のようになります。

簿記一巡の手続きの全体像

取引が発生すると、まず仕訳帳に仕訳され、それを総勘定元帳の各勘定科目に記入します。これを転記といい、その転記の正確性を検証するために試算表というものを作成します。

そして、決算整理後に決算振替記入を行なって帳簿を締切り、最後に損益計算書貸借対照表などの財務諸表を作成して簿記一巡の手続は終了します。

決算整理や決算振替に関してはこれから順番に学習していきますので、ここでは簿記一巡の手続きの全体像を把握し、今自分が上図の中のどこの処理をしているのかということを常に意識できるようになってください。

決算とは?

決算とは1会計期間の営業成績を計算したり、資産・負債・純資産の金額を確定したりするための一連の手続きをいいます。

単に「決算」と言った場合、通常は上図の「決算予備手続」「決算本手続」「決算報告手続」を総称したものをいいます。

つまり、決算は段階を踏んで行われるものであるということに注意してください。

特に、決算整理と決算振替を混同しないようにしてください。※決算整理を行った後(決算整理後試算表を作成した後)に決算振替が行われます。


3級で出題される主な決算整理事項

勘定記入が正しかったとしても、各勘定残高が必ずしも損益計算書や貸借対照表の作成に必要な数値を示しているとは限りません。その場合、決算にあたって各勘定の残高を正しい数値に修正する必要があります。これを決算整理といいます。

決算整理事項は多岐にわたりますが、日商簿記3級で出題されるものとしては次のようなものがあります。

【3級で出題される主な決算整理事項】
①現金過不足の処理 第1章-2:現金過不足の意味と仕訳方法で学習済み
②固定資産の減価償却 第4章-4:固定資産の購入と減価償却費の計算等で学習済み
③引出金の処理 第5章-7:資本金と引出金で学習済み
④売上原価の計算 第6章-2:売上原価の意味と計算方法
第6章-3:売上原価の処理①(仕入勘定を使う方法)
第6章-4:売上原価の処理②(売上原価勘定を使う方法)
⑤貸倒引当金の設定 第6章-5:貸倒引当金①(差額補充法による処理)
⑥消耗品の処理 第6章-7:消耗品の仕訳方法
⑦経過勘定項目の処理 第6章-8:費用の繰延べ(前払費用)
第6章-9:収益の繰延べ(前受収益)
第6章-10:費用の見越し(未払費用)
第6章-11:収益の見越し(未収収益)

特に②固定資産の減価償却、④売上原価の計算、⑤貸倒引当金の設定、⑦経過勘定項目の処理は、決算整理事項の中でも極めて重要性が高く、簿記の試験において必ずと言っていいほど出題される論点です。

したがって、みなさんが日商簿記3級を受験される時にも必ず出題されますので、しっかりと勉強しましょう。




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INDEX

 第1章:現金および預金
 第2章:商品売買
 第3章:手形取引
 第4章:有価証券および固定資産
 第5章:その他債権債務等
 第6章:決算手続き
 第7章:帳簿および財務諸表
 第8章:伝票式会計
【連絡先】
te_njm-boki-yahoo.co.jp
※スパムメール防止のため、
「-boki-」の部分を「@」に変換してください。
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