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日商簿記3級無料問題集

問題2-2:分記法による商品売買の仕訳問題

【難易度】★★☆☆☆
【主な論点】商品売買に関する一連の処理、値引・返品の処理、分記法

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問題

以下の各取引について仕訳しなさい。なお、当店では商品売買に係る記帳方法として分記法を採用している。勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。


現金 当座預金 普通預金 商品
受取手形 売掛金 前払金 未収入金
支払手形 買掛金 前受金 未払金
資本金 売上 商品売買益 仕入

(1)仕入取引

  1. 商品50個を@¥70で仕入れ、代金は普通預金から振り替えて支払った。
  2. 商品40個を@¥90で仕入れ、代金は小切手を振り出して支払った。
  3. 商品30個を@¥80で仕入れ、代金は掛けとした。
  4. 商品20個を@¥110で仕入れ、代金のうち¥1,000は現金で支払い、残額は掛けとした。
  5. 3.の商品のうち2個を品違いのため返品した。
  6. 3.の商品のうち一部が品質不良につき¥100の値引きを受けた。

(2)売上取引

  1. 商品30個を@¥80(原価@¥70)で売り上げ、代金は現金で受け取った。
  2. 商品20個を@¥100(原価@¥80)で売り上げ、代金は小切手で受け取り、ただちに当座預金に預け入れた。
  3. 商品40個を@¥90(原価@¥75)で売り上げ、代金は掛けとした。
  4. 商品50個を@¥120(原価@¥100)で売り上げ、代金のうち¥2,000は現金で受け取り、残額は掛けとした。
  5. 3.の商品のうち3個は品違いのため返品された。
  6. 3.の商品のうち一部が品質不良につき¥80の値引きを行なった。


※解答・解説はこの下にあります。











解答

(1)仕入取引の答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
1 商品 3,500 普通預金 3,500
2 商品 3,600 当座預金 3,600
商品 2,400 買掛金 2,400
商品 2,200 現金
買掛金
1,000
1,200
買掛金 160 商品 160
買掛金 100 商品 100

(2)売上取引の答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
1 現金 2,400 商品
商品売買益
2,100
300
2 当座預金 2,000 商品
商品売買益
1,600
400
売掛金 3,600 商品
商品売買益
3,000
600
現金
売掛金
2,000
4,000
商品
商品売買益
5,000
1,000
商品
商品売買益
225
45
売掛金 270
商品売買益 80 売掛金 80


解説

分記法とは商品を仕入れたときは原価で商品勘定の借方に記入し、販売したときは原価を商品勘定の貸方に記入するとともに、利益を商品売買益勘定の貸方に記入する方法です。

仕入戻し・仕入値引および売上戻りの場合は、三分法と同じく仕入時および販売時の逆の仕訳をすればいいだけなので問題ないと思いますが、売上値引については注意が必要です。

売上値引は、利益(「商品売買益」)のマイナスなので原価(「商品」)は動きません。したがって、「商品売買益」のみを減少させる処理をします。

値引・返品の処理まとめ

三分法 分記法
仕入戻し 仕入時及び販売時の逆仕訳 仕入時及び販売時の逆仕訳
売上戻り
仕入値引
売上値引 「商品売買益」のみを減少させる(逆仕訳ではない)

なお、本問で示されている勘定科目を各項目ごとに分類すると次のようになります。

資産の項目 現金、当座預金、普通預金、商品、受取手形、売掛金、前払金、未収入金
負債の項目 支払手形、買掛金、前受金、未払金
純資産の項目 資本金
収益の項目 売上、商品売買益
費用の項目 仕入





できなかった人は復習を!

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・第1章-4:当座預金の処理で注意すべきもの
・第2章-1:三分法と分記法
・第2章-2:掛取引の意味と仕訳方法
・第2章-3:返品の仕訳方法
・第2章-4:値引の仕訳方法


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