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日商簿記3級無料問題集

問題5-9:資本の元入れと引き出しの勘定記入問題

【難易度】★★★★☆
【主な論点】資本の元入れ、資本の引き出し、勘定記入

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問題

当期(決算日12/31の年1回)における資本金勘定の記入は以下のとおりである。なお、当店では資本の引き出しに関する処理は引出金勘定を使わない方法によっている。また、6月1日の取引は資本の追加元入れであり、これ以外に資本の追加元入れはない。

もし仮に、資本の引き出しに関する処理について引出金勘定を用いる方法を採用した場合どうなるか。以下の引出金勘定および資本金勘定を完成させなさい。




※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え




解説

本問はまず勘定記入から仕訳を考えて、それを引出金勘定を使った場合の仕訳に変換するという方法で解いていきます。各取引の仕訳は以下のようになります。

引出金勘定を使わない方法による場合

借方科目 金額 貸方科目 金額
3/1 資本金 250,000 現金 250,000
6/1 建物 700,000 資本金 700,000
9/1 資本金 150,000 仕入 150,000
12/31 損益 300,000 資本金 300,000

・3/1と9/1の仕訳について

資本金が減少していることから資本の引き出しであることがわかります。引出金勘定を使わない方法の場合は、資本金を直接減額します。

なお、9/1の取引において貸方が「仕入」なのは、お店の商品を私用に使ったということです。詳しくは「問題5-7:引出金と税金の仕訳問題」を参照して下さい。

・6/1の仕訳について

問題文にあるとおり、資本の追加元入れです。相手勘定が「建物」なので、建物を元入れした(建物を現物出資した)ということがわかります。

資本の元入れによって資本金は増加します。

・12/31の仕訳について

決算時において、当期純利益を損益勘定から資本金へ振り替える処理をします。つまり、当期純利益の金額だけ資本金が増加することになります。


引出金勘定を用いる方法の場合

借方科目 金額 貸方科目 金額
3/1 引出金 250,000 現金 250,000
6/1 建物 700,000 資本金 700,000
9/1 引出金 150,000 仕入 150,000
12/31 資本金 400,000 引出金 400,000
損益 300,000 資本金 300,000

・3/1と9/1の仕訳について

資本の引き出しの処理に関して引出金勘定を用いる方法の場合、期中において資本金を直接減額せずに引出金勘定で処理をしておきます。そして、決算時にそのすべてをまとめて資本金から減額するという処理を行います。つまり引出金勘定は、資本金のマイナスとしての性質を有することとなります。

・6/1の仕訳について

引出金勘定を使わない方法による場合とおなじです。資本の元入れは資本金の増加なので、引出金勘定とは関係ありません。

・12/31の仕訳について

引出金勘定の借方には期中に資本の引き出しを行った金額が集計されています。これを資本金勘定の借方へ振り替えて資本金を減額します。

当期純利益の振替は引出金勘定を使わない方法による場合とおなじです。




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・第5章-7:資本金と引出金および税金
・第6章-8:決算振替の意味と手順
・第6章-9:帳簿の締切と繰越試算表の作成


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