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問題6-9:決算振替の問題

【難易度】★★★★☆
【主な論点】決算振替仕訳、損益勘定の勘定記入、売上原価の算定、値引・返品の処理、損益の見越・繰延

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問題

次の資料に基づいて、決算振替仕訳を示すとともに以下の損益勘定の記入を行いなさい。

<資料>当期における損益の状況

  1. 総売上高は¥1,200,000、戻り高は¥32,000、値引高は¥53,000であった。また、家賃の受取高は¥100,000であり、未経過分が¥10,000であった。
  2. 総仕入高は¥900,000、戻し高は¥28,000、値引高は¥25,000、期首商品棚卸高は¥63,000、期末商品棚卸高は¥68,000であった。売上原価は仕入勘定で計算する。また、保険料の支払高は¥50,000、期末における前払高は¥15,000、借入金の利息の支払高は¥42,000、期末における未払高は¥6,000であった。

【損益勘定】



※解答・解説はこの下にあります。











解答

決算振替仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上
受取家賃
1,115,000
90,000
損益 1,205,000
損益 925,000 仕入
保険料
支払利息
842,000
35,000
48,000
損益 280,000 資本金 280,000

損益勘定の記入




解説

決算整理後の収益勘定を損益勘定の貸方へ、決算整理後の費用勘定を損益勘定の借方へ振り替えます。ともに決算整理後の金額を振り替えるということに注意してください。

売上勘定について

損益勘定へは、総売上高¥1,200,000から戻り高¥32,000および値引高¥53,000を控除した純売上高¥1,115,000を振り替えます。


受取家賃勘定について

受取家賃は、受取高¥100,000から期末における未経過分¥10,000を控除した後の金額¥90,000が決算整理後の金額となります。

【決算整理仕訳】

借方科目 金額 貸方科目 金額
受取家賃 10,000 前受家賃 10,000

仕入勘定について

決算整理仕訳を行った結果、決算整理後の仕入勘定は売上原価を表すことになります。

【決算整理仕訳】

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入
繰越商品
63,000
68,000
繰越商品
仕入
63,000
68,000

なお売上原価の計算では、総仕入高ではなく、ここから戻し高・値引高を控除した純仕入高を使います。

純仕入高(総仕入高¥900,000-戻し高¥28,000-値引高¥25,000)+期首商品棚卸高¥63,000-期末商品棚卸高¥68,000=¥847,000

したがって、決算整理後の仕入勘定の金額は¥847,000となります。



保険料勘定について

保険料は、支払高¥50,000から期末における前払高¥15,000を控除した後の金額¥35,000が決算整理後の金額となります。

【決算整理仕訳】

借方科目 金額 貸方科目 金額
前払保険料 15,000 保険料 15,000

支払利息勘定について

支払利息は、支払高¥42,000に期末における未払高¥6,000を加算した金額¥48,000が決算整理後の金額となります。

【決算整理仕訳】

借方科目 金額 貸方科目 金額
支払利息 6,000 未払利息 6,000

資本金勘定への振替

最後に、貸方の収益合計額と借方の費用合計額との差額として計算された当期純利益を資本金勘定へ振り替えます。




できなかった人は復習を!

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・第6章-1:簿記一巡の手続と決算整理
・第6章-2:売上原価の計算(仕入勘定で計算する方法)
・第6章-6:損益の繰延べと再振替仕訳
・第6章-7:損益の見越しと再振替仕訳
・第6章-8:決算振替の意味と手順


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