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日商簿記3級無料問題集

問題7-4:商品有高帳(先入先出法)

【難易度】★★★☆☆
【主な論点】先入先出法による商品有高帳の記入、得意先元帳(売掛金元帳)、売上総利益の計算

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問題

次に示す8月中の取引にもとづいて、以下の各問に答えなさい。なお、当店は得意先元帳(売掛金元帳)および商品有高帳を補助元帳として用いている。

8月1日 前月繰越は次のようになっている。
 甲商品 200個 @¥210
 売掛金 ¥100,000(高知商店¥60,000 愛媛商店¥40,000)
6日 愛媛商店に、甲商品180個を@¥300で売り渡し、代金は掛けとした。その際、先方負担の発送運賃¥2,000を現金で支払った。なお、この発送運賃は立替金勘定を使わない方法で処理すること。
10日 6日に売り渡した甲商品のうち、10個について@¥10の値引きを行った。この金額は売掛金から控除する。
18日 香川商店から甲商品100個を@¥200で仕入れ、代金は掛けとした。
25日 徳島商店に甲商品80個を@¥280で売り渡し、代金は同店振出の小切手で受け取った。その際、当店負担の発送運賃¥1,800を現金で支払った。
30日 高知商店より¥60,000、愛媛商店より¥40,000の掛け代金を現金で回収した。

問1.次の商品有高帳を完成させ、締め切りなさい。なお、当店では商品の払出単価の決定方法として先入先出法を採用している。また、摘要欄には相手商店名を記入すること。

先入先出法による商品有高帳(問題)

問2.8月の甲商品の売上総利益を答えなさい。

問3.得意先元帳(売掛金元帳)における愛媛商店勘定の月末残高を答えなさい。


※解答・解説はこの下にあります。











解答

問1の答え

先入先出法による商品有高帳(答え)

問2の答え

8月の甲商品の売上総利益:¥22,300


問3の答え

得意先元帳(売掛金元帳)における愛媛商店勘定の月末残高:¥55,900



解説

問1

先入先出法とは、先に仕入れた商品から順番に払い出すと仮定して、払出商品の単価を決定する方法です。本問における商品有高帳の記入上の注意点としては次のようなことが挙げられます。

  1. 商品有高帳は売価ではなく原価で記入する。
  2. 売上値引は利益の修正であって原価には影響しないので、商品有高帳には記入しない。
  3. 先入先出法において、異なる単価の商品が複数ある場合には「{」でくくる。
  4. 問題の指示により、摘要欄には相手商店名を記入する。

問2

各日付の仕訳は次の通りです。問3において、得意先元帳における愛媛商店勘定の金額を知る必要があるので、あらかじめ得意先ごとに売掛金を分けて記入しておくと便利です。

日付 借方科目 金額 貸方科目 金額
6日 売掛金(愛媛商店) 56,000 売上
現金
54,000
2,000
10日 売上 100 売掛金(愛媛商店) 100
18日 仕入 20,000 買掛金 20,000
25日 現金
発送費
22,400
1,800
売上
現金
22,400
1,800
30日 現金 100,000 売掛金(高知商店)
売掛金(愛媛商店)
60,000
40,000

なお、商品売買の付随費用は以下のように処理します。忘れた人はもう一度確認しておいてください。

仕入諸掛 販売諸掛
当店負担 購入原価に含める 「発送費」として処理
先方負担 ⅰ.「立替金」で処理
ⅱ.「買掛金」から控除
ⅰ.「立替金」で処理
ⅱ.「売掛金」に含める

売上総利益は「売上高-売上原価」で計算します。売上高は、上の仕訳より¥76,300(=¥54,000-¥100+¥22,400)となります。

一方、商品有高帳の払出欄の合計から次月繰越を除いたものが売上原価を表します。したがって、売上原価は¥54,000となります。

よって、売上総利益は¥22,300(=¥76,300-¥54,000)となります。


問3

得意先元帳(売掛金元帳)とは、会社別の売掛金の内訳明細を明らかにするものです。得意先元帳では、通常会社名を勘定科目とした人名勘定が用いられます。

愛媛商店に対する売掛金の増減に着目して整理していくと、次月繰越は次のようになります。

得意先元帳における愛媛商店勘定の分析



できなかった人は復習を!

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・第7章-3:商品有高帳の記入方法(先入先出法・移動平均法)
・第7章-4:売掛金元帳・買掛金元帳と手形記入帳


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