1. TOP
  2. 日商簿記3級無料問題集
  3. 問題7-5:先入先出法による計算問題
日商簿記3級無料問題集

問題7-5:先入先出法による計算問題

【難易度】★★★☆☆
【主な論点】先入先出法による売上原価の計算、売上総利益の計算、電卓のメモリ機能の使い方

スポンサードリンク

問題

次の資料にもとづいて、6月の売上総利益を求めなさい。なお、当店では商品の払出単価の決定方法として先入先出法を採用している。

6月1日 前月繰越 50個 @¥200
3日 仕  入 60個 @¥210
4日 売  上 80個 @¥400
7日 仕  入 60個 @¥250
10日 売  上 70個 @¥400
11日 仕  入 70個 @¥300
15日 仕  入 60個 @¥270
17日 売  上 130個 @¥400
19日 仕  入 90個 @¥220
22日 売  上 50個 @¥400
24日 仕  入 60個 @¥250
28日 売  上 30個 @¥400
30日 次月繰越  ?    ?

※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え

6月の売上総利益:¥56,000



解説

売上総利益は「売上高-売上原価」で求めるので、売上高と売上原価を計算すればいいわけですが、この問題は取引量が多いので、自分で商品有高帳を作成して計算していくと膨大な時間のロスになってしまいます。そこで、ここではもっと効率的に解く方法を紹介していきたいと思います。

まず売上高の計算ですが、販売単価に着目していただくと、すべて@¥400となっています。したがって、販売数量の合計に@¥400を掛ければいいだけなので、これは電卓上で計算できると思います。

売上高 = (80個+70個+130個+50個+30個) × @¥400 = ¥144,000

次に売上原価の計算ですが、先入先出法とは、先に仕入れた古い商品から順番に払い出していくと仮定する方法です。つまり、月末に残っている商品は、新しいもの(最近仕入れたもの)から順に残っているということになります。この性質を使えば、簡単に売上原価を計算することができます。

当月の売上原価は「月初商品棚卸高(前月繰越)+当月商品仕入高-月末商品棚卸高(次月繰越)」で計算するので、それぞれの金額を求めていきます。


月初商品棚卸高(前月繰越)

まず、前月繰越の金額は、資料より¥10,000(=50個×@¥200)ということがわかります。


当月商品仕入高

次に、当月における商品の仕入高ですが、これはメモリ機能を使ってなるべく電卓上のみで計算できるようになりましょう。メモリ機能の使い方がわからない人は、ここでマスターしてしまいましょう。お手元に電卓を用意して次の通りに操作していってください。

以下は、資料から仕入に関するものだけを抜き取ったものです。これにもとづいて当月商品仕入高を計算していきます。

3日 仕  入 60個 @¥210
7日 仕  入 60個 @¥250
11日 仕  入 70個 @¥300
15日 仕  入 60個 @¥270
19日 仕  入 90個 @¥220
24日 仕  入 60個 @¥250

3日の「60個×@¥210=」を計算します。「12,600」と表示されていると思いますが、そこで、「M+」ボタンを押します。これで、「12,600」という数字がメモリに記憶されました。
次にクリアボタンを押さずにそのまま、7日の「60個×@¥250=」を計算します。「15,000」が表示されているところで、「M+」ボタンを押します。これで、「15,000」がメモリに加算されました。
同じくクリアボタンを押さずにそのまま、11日の「「70個×@¥300=」を計算します。「21,000」が表示されているところで、「M+」ボタンを押します。これで、「21,000」がメモリに加算されました。後はこれを24日の分まで繰り返します。
最後に「RM」ボタンを押して、メモリに記憶されている数字を表示します。「99,600」と表示されれば正解です。

月末商品棚卸高(次月繰越)

月末商品の棚卸数量は以下のように差額で90個と求めることができます。

月末商品の棚卸数量の計算

先ほど述べたように、先入先出法を採用しているので、この90個は新しく仕入れたものから構成されています。

すなわち、90個のうち60個は最も新しい24日仕入分の@¥250であり、残りの30個はその次に新しい19日仕入分の@¥220から構成されていることになります。したがって、月末商品棚卸高(次月繰越)は¥21,600となります。

あとは、貸借の差額で売上原価を計算します。

売上原価の計算

よって、売上総利益は¥56,000(=¥144,000-¥88,000)となります。




できなかった人は復習を!

【日商簿記3級無料講座】 スポンサードリンク
・第7章-3:商品有高帳の記入方法(先入先出法・移動平均法)


< 前のページへ 目 次 次のページへ >



簿記関連書籍の売れ筋(amazon)



PAGE TOP ▲