1. TOP
  2. 2級商業簿記無料問題集
  3. 問題1-2:銀行勘定調整表の計算問題
2級商業簿記無料問題集

問題1-2:銀行勘定調整表の計算問題

【難易度】★★★★☆
【主な論点】銀行勘定調整表(両者区分調整法)、未渡小切手の処理、決算整理後残高試算表の作成

スポンサードリンク

問題

以下の資料をもとに、【資料3】の決算整理後残高試算表を完成させなさい。

【資料1】決算整理前残高試算表(一部)

決算整理前残高試算表

【資料2】決算整理事項等

決算日における当社の当座預金勘定残高は¥?であり、銀行残高証明書の金額は¥420,000であった。両者の差異の原因を調査したところ、以下の事項が判明した。

  1. 決算日において当座預金口座へ¥180,000を預入れたが、銀行の営業時間外であったため翌日入金処理となっていた。
  2. 買掛金の支払いのために振り出した小切手¥80,000と、備品の購入代金として振り出した小切手¥?が、決算日現在、ともに先方に未渡しであった。
  3. 掛代金支払いのために作成した小切手で、銀行に呈示されていないものが¥170,000あった。
  4. 買掛金の代金¥230,000が当座預金から引き落とされていたが、当社に連絡未達のため未記入になっていた。
  5. 得意先から売掛金の代金¥110,000が当座預金へ振り込まれたが未記帳となっていた。

【資料3】決算整理後残高試算表(一部)

決算整理後残高試算表

※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え

決算整理後残高試算表の答え

解説

【資料2】の1.時間外預入と3.未取付小切手に関しては銀行側の調整項目となるので、企業側において修正は必要ありません。

2.未渡小切手

【資料2】2.における未渡小切手の金額が不明なので、まずこれを求めなければなりません。求め方としては、両者区分調整法によって銀行勘定調整表を作成していきます。

企業側の当座預金勘定残高は、決算整理残高試算表における当座預金の金額となります。また、調整後の適正残高が決算整理残高試算表における当座預金の金額となります。

次に、銀行側(右側)の調整後の金額を求めます。これは企業側(左側)の調整後残高と一致するので、この性質を利用して最終的に未渡小切手の金額を差額で求めます。

【銀行勘定調整表(両者区分調整法)】

銀行勘定調整表(両者区分調整法)

なお、このうち買掛金の支払いのために振り出した部分は買掛金を増加させるのに対して、備品の購入代金として振り出したものは「備品」を減額させるのではなく、「未払金」として処理することに注意してください。したがって、「備品」の金額は決算整理の前後で変わりません。

小切手を振り出した目的 処理方法
商品売買に伴う債務(買掛金や支払手形など)の支払いのために振り出した小切手 当該債務を減少させる
(小切手振出時の逆仕訳)
費用の支払いのために振り出した小切手 「未払金」で処理
※費用を減少させることはしない
商品以外の資産を購入するために振り出した小切手 「未払金」で処理
※当該資産を減少させることはしない

従って、仕訳は次のようになります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 150,000 買掛金
未払金
80,000
70,000

4.連絡未達

借方科目 金額 貸方科目 金額
買掛金 230,000 当座預金 230,000

5.未記帳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 110,000 売掛金 110,000



できなかった人は復習を!

【2級商業簿記無料講座】 スポンサードリンク
・第1章-1:銀行勘定調整表の意味と処理方法
・第1章-2:銀行勘定調整表の問題の解き方
・第1章-3:両者区分調整法


< 前のページへ 目 次 次のページへ >



簿記関連書籍の売れ筋(amazon)



PAGE TOP ▲