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問題4-2:売買目的有価証券の計算問題

【難易度】★★★☆☆
【主な論点】売買目的有価証券の時価評価(切放法)、売買目的有価証券の売却、決算整理後残高試算表の作成

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問題

次の資料に基づいて、以下の問いに答えなさい。なお、当期は×5年3月31日に終了する1年間である。

【資料1】決算整理事項等

当社が保有している売買目的有価証券の内訳は次の通りである。なお、当社では売買目的有価証券の評価差額の処理方法について切放法を採用している。

取得日 取得原価 当期末の時価
A社株式 ×4年3月1日 @¥500、1,500株 @¥520
B社社債 ×4年9月1日 @¥98、5,000口 @¥95
C社株式 ×5年2月1日 @¥400、800株 @¥370

当期中にA社株式のうち500株を@¥510で売却したが、この処理が未処理である。なお、A社株式の前期末の時価は@¥490であった。

【資料2】決算整理後残高試算表(一部)

決算整理後残高試算表

(問1)決算整理前残高試算表における売買目的有価証券の金額を答えなさい。

(問2)【資料2】の決算整理後残高試算表を完成させなさい。



※解答・解説はこの下にあります。












解答

問1の答え

決算整理前残高試算表における売買目的有価証券の金額:¥1,545,000

問2の答え

決算整理後残高試算表の答え


問1の解説

切放法を採用しているので、前T/BにおけるA社株式の簿価は前期末の時価(@¥490)となります。なお、売却に係る処理が未処理となっているので、売却前の1,500株で計算しなければなりません。

また、前T/Bにおける金額は決算整理前(時価評価をする前)の金額なので、B社社債およびC社株式については取得原価となります。

A社株式 @¥490(前期末時価) × 1,500株 = ¥735,000
B社社債 @¥98 × 5,000口 = ¥490,000
C社株式 @¥400 × 800株 = ¥320,000
合計 ¥735,000 + ¥490,000 + ¥320,000 = ¥1,545,000


問2の解説

A社株式の売却の処理

まず、A社株式の売却に関する処理を考えます。切放法を採用しているので、A社株式の簿価は前期末の時価(@¥490)で計算します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 255,000 売買目的有価証券
有価証券売却益
245,000
10,000

売価:@¥510×500株=¥255,000

簿価:@¥490×500株=¥245,000

時価評価

次に時価評価を行います。切放法を採用しているので、A社株式については前期末の時価と当期末の時価を比較するということに注意してください。

簿価 時価(後T/Bの金額)
A社株式 ¥490,000
(=@¥490×1,000株
¥520,000
(=@¥520×1,000株)
B社社債 ¥490,000
(=@¥98×5,000口)
¥475,000
(=@¥95×5,000口)
C社株式 ¥320,000
(=@¥400×800株)
¥296,000
(=@¥370×800株)
合計 ¥1,300,000 ¥1,291,000

よって、時価評価に関する仕訳は以下のようになります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
有価証券評価損 9,000 売買目的有価証券 9,000

なお、時価の合計金額が後T/B(およびB/S)における売買目的有価証券の金額となります。




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・第4章-1:売買目的有価証券の評価替方法(切放法と洗替法)


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