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問題4-3:端数利息の処理に関する問題

【難易度】★★★☆☆
【主な論点】売買目的有価証券の購入と売却、端数利息の処理及び計算、勘定記入

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問題

次の一連の取引について以下の問いに答えなさい。なお、当社の決算日は3月31日(年1回)である。

  1. ×5年6月19日、甲社より売買目的で額面総額¥1,000,000の社債を@¥100につき@¥97の裸相場で購入し、代金は端数利息とともに現金で支払った。なお、当該社債の年利率は7.3%、利払日は3月末と9月末の年2回である。
  2. ×5年9月30日、上記社債の利払日につき、利息を現金で受け取った。
  3. ×6年1月28日、乙社へ上記社債を@¥100につき@¥98の裸相場で売却し、代金は端数利息とともに受け取り、ただちに当座預金とした。

(問1)上の取引に係る仕訳を答えなさい。

(問2)次の有価証券利息勘定を完成させなさい。ただし、仕丁欄の記入は省略してよい。

有価証券利息勘定


※解答・解説はこの下にあります。












解答

問1の答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
1 売買目的有価証券
有価証券利息
970,000
16,000
現金 986,000
2 現金 36,500 有価証券利息 36,500
3 当座預金 1,004,000 売買目的有価証券
有価証券売却益
有価証券利息
970,000
10,000
24,000

問2の答え

有価証券利息勘定の答え


解説

端数利息を計算するときは、次のことに注意してください。

端数利息の計算上の注意点
①経過日数の計算は、直近の利払日の翌日から売買日までの期間で計算する。
②経過日数の計算は、日数計算(日割)で行う。

すなわち、端数利息は計算式は次のようになります。

端数利息 = 社債の額面金額 × 年利率 × 経過日数/365日

1.の仕訳について

次回の利払日(×5年9月30日)には、当社が半年分の利息を受け取ることになりますが、このうち、甲社が保有していた期間に係る利息、すなわち、直近の利払日の翌日(×5年4月1日)から売買日(×5年6月19日)までの80日間の利息は、甲社が受け取るべきものです。

そこで、あらかじめ社債の売買日において、この端数利息の受け渡しを行います。具体的には、「有価証券利息」のマイナス(借方)として処理をします。

端数利息 = ¥1,000,000 × 7.3% × 80日/365日 = ¥16,000

2.の仕訳について

利払日には、社債の保有者である当社が6か月分の利息の全額を受け取ります。日割で計算するのは端数利息のみで、通常の利息(利払日に受け取る利息)は月割で計算します。

¥1,000,000 × 7.3% × 6か月/12か月 = ¥36,500

3.の仕訳について

次回の利払日(×6年3月31日)には、乙社が半年分の利息を受け取ることになりますが、このうち、当社が保有していた期間に係る利息、すなわち、直近の利払日の翌日(×5年10月1日)から売買日(×6年1月28日)までの120日間の利息は、当社が受け取るべきものです。

そこで、あらかじめ社債の売買日において、この端数利息の受け渡しを行います。

端数利息 = ¥1,000,000 × 7.3% × 120日/365日 = ¥24,000

有価証券売却益 = ¥980,000(売価) - ¥970,000(簿価) = ¥10,000

【タイムテーブル】

端数利息のタイムテーブル



できなかった人は復習を!

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・第4章-2:端数利息の処理


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