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問題5-1:固定資産全般に関する仕訳問題①



問題

以下の取引について仕訳を答えなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。


現金 当座預金 受取手形 売掛金
未収入金 前払利息 営業外受取手形 備品
構築物 車両運搬具 建物 土地
備品減価償却累計額 車両運搬具減価償却累計額 建物減価償却累計額 支払手形 
買掛金 未払金 前受利息 営業外支払手形
減価償却費 修繕費 支払利息 受取利息
修繕引当金 固定資産売却損 固定資産売却益 火災損失
保険差益 固定資産除却損 未決算 建設仮勘定

  1. 建物の改修工事を行い、代金¥2,000,000は次月末に支払うこととした。なお、工事代金のうち、¥1,200,000は耐用年数延長のための支出であり、残りは定期的修繕のための支出である。
  2. 当期首に備品(取得原価¥800,000、期首減価償却累計額¥270,000)を売却し、代わりに新備品を¥1,000,000で購入した。旧備品の売却代金¥600,000を差し引いた残額は月末に支払うこととした。
  3. 当期首に建物(取得原価¥10,000,000、期首減価償却累計額¥4,000,000、間接法で記帳)が火災により焼失した。なお、この建物には¥8,000,000の火災保険が掛けられている。
  4. 3.の建物について、保険会社から保険金¥5,000,000を支払う旨の通知があった。
  5. 4.の取引について、仮に、保険金が¥6,500,000であった場合の仕訳はどうなるか答えなさい。
  6. 3.の取引について、仮に、焼失した建物に保険が掛けられていなかった場合の仕訳はどうなるか答えなさい。


※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
1 建物
修繕費
1,200,000
800,000
未払金 2,000,000
2 備品
備品減価償却累計額
1,000,000
270,000
備品
未払金
固定資産売却益
800,000
400,000
70,000
3 建物減価償却累計額
未決算
4,000,000
6,000,000
建物 10,000,000
4 未収入金
火災損失
5,000,000
1,000,000
未決算 6,000,000
5 未収入金 6,500,000 未決算
保険差益
6,000,000
500,000
6 建物減価償却累計額
火災損失
4,000,000
6,000,000
建物 10,000,000


解説

1.の解説

建物を耐震構造にしたり、壁を防音・防火加工するなど、固定資産の改良や耐用年数の延長によって、その価値を増加させる支出のことを資本的支出といい、固定資産の取得原価に含めて処理します(資産計上)。

一方、壁や屋根の補修・修繕など、当初予定された耐用年数や機能を維持するための支出を収益的支出といい、修繕費勘定(販売費及び一般管理費)で処理します(費用計上)。

2.の解説

固定資産の買換えの処理は、基本的に旧固定資産の売却と新固定資産の購入から成っています。したがって、まず売却と購入の仕訳をそれぞれ考えて、それらを合算するという方法で解くことができます。

ⅰ.旧備品の売却

(借) 未収入金
備品減価償却累計額
600,000
270,000
(貸) 備品
固定資産売却益
800,000
70,000

※下取価額については、便宜上「未収入金」勘定を使っています。

ⅱ.新備品の購入

下取価額を購入代金の一部にあて、残額を「未払金」とします。

(借) 備品 1,000,000 (貸) 未収入金
未払金
600,000
400,000

ⅲ.買換えの仕訳(ⅰ+ⅱ)

借方の「備品」と貸方の「備品」は相殺しないようにしてください。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品
備品減価償却累計額
1,000,000
270,000
備品
未払金
固定資産売却益
800,000
400,000
70,000

固定資産の買換えでは、新資産の取得原価と下取価額との差額が支払額となり、また、旧資産の簿価と下取価額との差額が売却損益となります。

固定資産の買換えのイメージ

3.~6.の解説

保険会社に保険金を請求すると、保険会社が調査を行い、その結果いくら支払うかを決定します。それまでの間、焼失による損益が算定できないので、簿価の減少部分を一時的に未決算勘定で処理しておきます。

ただし、滅失した建物に保険がかけられていない場合は、建物の帳簿価額をすべて火災損失勘定で処理します

保険金の金額が確定したときの処理方法は、未決算勘定の金額と保険金額との大小関係によって異なります。

ⅰ.「未決算>保険金」の場合(借方に差額が出るケース)

滅失したときに計上している未決算勘定を減額させるとともに、保険金との差額を火災損失勘定(特別損失)で処理します。なお、この時点では支払いの通知を受けただけで、まだ保険金を受け取っていないので、確定した保険金額は未収入金勘定で処理しておきます。

ⅱ.「未決算<保険金」の場合(貸方に差額が出るケース)

未決算勘定を減額させるとともに、保険金との差額を保険差益勘定(特別利益)で処理します。




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