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問題5-2:固定資産全般に関する仕訳問題②



問題

以下の取引について仕訳を答えなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。


現金 当座預金 受取手形 売掛金
未収入金 前払利息 営業外受取手形 備品
構築物 車両運搬具 建物 土地
備品減価償却累計額 車両運搬具減価償却累計額 建物減価償却累計額 支払手形 
買掛金 未払金 前受利息 営業外支払手形
減価償却費 修繕費 支払利息 受取利息
修繕引当金 固定資産売却損 固定資産売却益 火災損失
保険差益 固定資産除却損 未決算 建設仮勘定

  1. 建物の改修工事を行い、代金¥3,000,000のうち¥2,500,000については小切手を振り出して支払い、残額は月末に支払うこととした。なお、このうち¥2,000,000は建物の耐震構造を強化する効果があると認められた。また、この修繕については前期に¥600,000の修繕引当金を計上している。
  2. 備品(取得原価¥1,200,000、期首減価償却累計額¥500,000)を、期首から半年が経過した時点で¥520,000で下取りに出し、新しい備品¥を1,400,000で購入した。新備品の購入価額と旧備品の下取価額との差額は小切手を振り出して支払った。なお、旧備品については、年償却率25%の定率法によって減価償却を行う。
  3. 事務用のパソコン(現金購入価格@¥120,000)10台を割賦で購入した。代金は、来月末より月末ごとに支払期限が順次到来する額面¥103,000の約束手形12枚を振り出して相手先に交付した。なお、利息については前払利息勘定を用いて、定額法により処理すること。
  4. 3.の手形について、1回目の支払期日が到来したので小切手を振り出して支払った。


※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
1 建物
修繕引当金
修繕費
2,000,000
600,000
400,000
当座預金
未払金
2,500,000
500,000
2 備品
備品減価償却累計額
減価償却費
固定資産売却損
1,400,000
500,000
87,500
92,500
備品
当座預金
1,200,000
880,000
3 備品
前払利息
1,200,000
36,000
営業外支払手形 1,236,000
4 営業外支払手形
支払利息
103,000
3,000
当座預金
前払利息
103,000
3,000


問1の解説

1.の解説

建物を耐震構造にしたり、壁を防音・防火加工するなど、固定資産の改良や耐用年数の延長によって、その価値を増加させる支出のことを資本的支出といい、固定資産の取得原価に含めて処理します(資産計上)。

一方、壁や屋根の補修や修繕など、当初予定された耐用年数や機能を維持するための支出を収益的支出といい、修繕費勘定(販売費及び一般管理費)で処理します(費用計上)。

なお、修繕引当金が設定されている場合は、まず修繕引当金を取り崩し、修繕引当金を超過する部分を修繕費とします。

2.の解説

固定資産の買換えの処理は、基本的に旧固定資産の売却と新固定資産の購入から成っています。したがって、まず売却と購入の仕訳をそれぞれ考えて、それらを合算するという方法で解くことができます。

ⅰ.旧備品の売却

(借) 未収入金
備品減価償却累計額
減価償却費
固定資産売却損
520,000
500,000
87,500
92,500
(貸) 備品 1,200,000

減価償却費:¥87,500=(¥1,200,000-¥500,000)×0.25×6ヶ月/12ヶ月

※下取価額については、便宜上「未収入金」勘定を使っています。

ⅱ.新備品の購入

下取価額を購入代金の一部にあて、残額を「当座預金」とします。

(借) 備品 1,400,000 (貸) 未収入金
当座預金
520,000
880,000

ⅲ.買換えの仕訳(ⅰ+ⅱ)

借方の「備品」と貸方の「備品」は相殺しないようにしてください。

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品
備品減価償却累計額
減価償却費
固定資産売却損
1,400,000
500,000
87,500
92,500
備品
当座預金
1,200,000
880,000

固定資産の買換えでは、新資産の取得原価と下取価額との差額が支払額となり、また、旧資産の簿価と下取価額との差額が売却損益となります。

固定資産の買換えのイメージ

3.と4.の解説

固定資産を割賦購入した場合、現金購入価格を固定資産の取得原価とします(付随費用がある場合は取得原価に含めます)。また、手形代金との差額は利息として処理します。

そして、手形代金の支払期日には、経過分の利息を前払利息勘定から支払利息勘定へ振り替える処理を行います。

なお、利息の処理方法として、本問のように購入時に前払利息勘定を使って資産計上する方法のほか、支払利息勘定を使って費用計上する方法もあります。どちらの方法によるかは問題の指示に従ってください。




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