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債務の保証

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1.債務の保証とは

主たる債務者が債務の返済をできない場合に、その債務の返済を引き受けることを債務の保証といいます。簡単に言えば誰かの保証人になるということです。

例えば当社がA社の借入金などの債務を保証していた場合、もしA社が債務の返済をできなくなると、当社が代わってその債務を返済しなければなりません。このように「現在ではいまだ現実の債務ではないが、将来一定の事実が発生した場合に現実の債務となるもの」を偶発債務といいます。

債務の保証は簿記上の取引ではないため債務の保証自体に関する仕訳は必要ありませんが、偶発債務が発生した場合、それを忘れないようにするために帳簿上で備忘記録をしておきます。

この備忘記録は「保証債務」(貸方)および「保証債務見返」(借方)という対照勘定を使って処理します。

対照勘定とは借方項目と貸方項目の2つが1セットで対になっているような勘定科目で、主に備忘記録をする際などに用いられます。対照勘定は、あくまでも帳簿上で備忘記録をするためのものに過ぎないので、貸借対照表などに記載されることはありません

債務の保証のイメージ

2.債務保証の処理方法

債務保証の契約をしたときの仕訳

例題1

当社は、A社の債務¥100,000について保証人となった。

債務保証の契約をしたときに債務の保証に係る偶発債務を対照勘定を使って備忘記録します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
保証債務見返 100,000 保証債務 100,000

「保証債務」は”債務”と付くので負債の貸方。借方は、その相手科目なので”見返”と覚えてください。

ケース1:主たる債務者が返済したときの仕訳

例題2-1

A社は、当社が保証人になっていた債務¥100,000を無事返済した。

主たる債務者(A社)が無事債務を返済した場合には、偶発債務が消滅するので備忘記録(対照勘定)を消去します。方法は例題1の仕訳の逆仕訳をすればいいだけです。

借方科目 金額 貸方科目 金額
保証債務 100,000 保証債務見返 100,000

ケース2:主たる債務者が返済不能になった場合の仕訳

例題2-2

当社が保証人になっていた債務についてA社が返済できなくなったため、当社が代わって現金で返済した。

当社がA社に代わって債務を返済した場合、後にA社に対してその代金を請求することができるので、そのA社に対する債権を「未収入金」などで処理します。 同時に、偶発債務の消滅に伴って備忘記録(対照勘定)を消去します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収入金 100,000 現金 100,000
保証債務 100,000 保証債務見返 100,000

※「未収入金」は「貸付金」や「立替金」などで処理することもあります。試験では指示に従ってください。

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