犬でもわかる!無料簿記講座のロゴ

資本的支出と収益的支出および建設仮勘定

重要度★★★☆☆ 2級商業簿記無料講座第5章-1のアイキャッチ画像

このページはまだリニューアル作業が完了していません。一部で見づらい箇所があります。リニューアル作業が完了するまでもうしばらくお待ちください。

このページの内容(建設仮勘定は除く)は3級講座へ移転しました。こちらの方が見やすいと思います。


1.資本的支出と収益的支出

資本的支出・収益的支出とは?

建物を耐震構造にしたり壁を防音・防火加工するなど、固定資産の改良や耐用年数の延長によってその価値を増加させる支出のことを資本的支出といい、固定資産の取得原価に含めて処理します(資産計上)。

一方、壁や屋根の補修や修繕など、当初予定された耐用年数や機能を維持するための支出を収益的支出といい、修繕費勘定(販売費及び一般管理費)で処理します(費用計上)。

資本的支出と収益的支出のイメージ

資本的支出と収益的支出の仕訳

例題1

建物の改修工事を行い、¥1,000,000を小切手を振り出して支払った。このうち、¥700,000は耐用年数を延長させる改良のための支出であり、残りは定期的修繕のための支出である。

改良のための支出は資本的支出に該当するので建物の取得原価に含めます。また、定期的修繕のための支出は収益的支出に該当するので修繕費で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
建物 700,000 当座預金 1,000,000
修繕費 300,000

2.建設仮勘定

建物などを建設する場合、完成までの間に支払った工事代金は建設仮勘定(けんせつかりかんじょう)という勘定を設けて処理します。

工事代金を前渡しした時の仕訳

例題2

4月1日に建物の建設のため建設会社と¥1,000,000で契約し、手付金として、このうち¥300,000を小切手を振り出して支払った。

建物が完成し引渡しを受けるまでに支払った工事代金は、すべて「建設仮勘定」の借方に記入します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
建設仮勘定 300,000 当座預金 300,000

建物などを建設する場合、それが完成するまでに相当の期間を要し、また金額も多額になるので、通常の前払金とは区別して建設仮勘定を用いて処理します。

建設仮勘定は貸借対照表上、固定資産(有形固定資産の区分)として表示します。ただし、建設仮勘定はいまだ使用されていない固定資産に関する支出なので減価償却は行いません

完成・引渡時の仕訳

例題3

12月31日に建物が完成して引渡しを受け、契約金額の残額¥700,000を小切手を振り出して支払った。なお、この建物は翌日より使用を開始した。

完成して引渡しを受けた時点で、それまでに前払いしてきた金額、すなわち建設仮勘定の借方に記入されている金額を建物勘定に振り替えます

借方科目 金額 貸方科目 金額
建物 1,000,000 建設仮勘定 300,000
当座預金 700,000
建設仮勘定のイメージ

決算時の仕訳

例題4

3月31日に決算となり、以下の条件で上記建物の減価償却を行う。
・記帳方式:間接法
・償却方法:定額法
・耐用年数:20年
・残存価額:取得原価の10%

減価償却費は使用を開始した月(1月1日)から決算日(3月31日)までの間の月割で計算します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
減価償却費 11,250 建物減価償却累計額 11,250

※¥1,000,000×0.9×3か月/240か月(20年)=¥11,250

コンテンツ

スポンサードリンク