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株主資本の計数変動と欠損てん補

重要度★★☆☆☆ 2級商業簿記無料講座第8章-3のアイキャッチ画像

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1.株主資本の計数の変動とは?

資本金を充実させるなどの理由により資本剰余金や利益剰余金から資本金へ振り替えたり、欠損をてん補するために資本金や資本剰余金から繰越利益剰余金へ振り替える場合などがあります。このように、株主資本の項目間で金額を振り替えることを株主資本の計数の変動といいます。

株主資本の計数の変動には下図のようなパターンがありますが、株主資本自体の金額は変わらずに各項目の内訳や比率のみが変動するという特徴があります。

株主資本の計数の変動

(※)資本金及び資本剰余金から繰越利益剰余金への振り替えは、繰越利益剰余金がマイナスの場合(欠損をてん補する場合)に限られます。

株主資本の計数変動の事例

株主資本の計数変動の一例として資本準備金を資本金へ振り替える仕訳を見ますが、基本的には他のケースも同じように考えれば大丈夫です。

例題1

株主総会の決議により、資本準備金¥10,000を資本金とすることが決定した。

資本準備金を減少させて資本金を増額するという単純な仕訳です。2級では複雑な計算などを要する問題は出題されませんので、この程度の仕訳ができれば十分です。

借方科目 金額 貸方科目 金額
資本準備金 10,000 資本金 10,000

2.欠損てん補

損失が生じて繰越利益剰余金がマイナス(借方残高)となった場合、株主への配当ができないなどの不都合が生じます。そこで、株主総会の決議によって損失を準備金や任意積立金などで補てんすることがあります。これを欠損てん補(けっそんてんぽ)といいます。

損失が生じた時の仕訳

例題2

決算において¥500,000の当期純損失が計上された。なお、繰越利益剰余金の残高は¥0である。

当期純損失が計上された場合、当期純利益の場合とは逆に繰越利益剰余金勘定の借方に振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
繰越利益剰余金 500,000 損益 500,000
当期純損失の振替

欠損てん補の仕訳

例題3

株主総会において、繰越利益剰余金勘定の借方残高¥500,000につき、別途積立金¥300,000を取り崩して、これをてん補した。なお、残額は次期に繰り越すこととした。

別途積立金(任意積立金)から繰越利益剰余金へ振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
別途積立金 300,000 繰越利益剰余金 300,000
繰越利益剰余金勘定

次期において利益が計上された場合の仕訳

例題4

決算において¥350,000の当期純利益が計上された。

次期の決算において利益が計上された場合、繰り越された損失と相殺します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
損益 350,000 繰越利益剰余金 350,000
当期純利益の振替

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