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商品(製品)保証引当金・修繕引当金・賞与引当金

今回は退職給付引当金以外の引当金について一気に学習していきます。処理方法は前回とほぼ同じパターンなので特に問題ないと思います。

商品(製品)保証引当金

商品(製品)保証引当金とは?

商品(製品)保証引当金とは、販売した商品(製品)に対して一定期間無償で修理する旨の保証契約がある場合に、それに備えて設定される引当金です。

決算時(引当金の設定)の仕訳

例題5
商品保証引当金の当期繰入額は¥30,000である。

設定時には商品保証引当金繰入(販売費及び一般管理費)を計上します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
商品保証引当金繰入 30,000 商品保証引当金 30,000

保証対応時の仕訳

例題6
品質保証付きで販売した商品について修理の申し出があったため、修理業者に対して修理のための費用¥10,000を現金で支払った。なお、商品保証引当金¥30,000を設定している。

商品保証を行なったときは支出した金額だけ商品保証引当金を取り崩します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
商品保証引当金 10,000 現金 10,000

修繕引当金

修繕引当金とは?

修繕引当金とは?

毎期、定期的に行っている修繕やメンテナンスが何らかの都合で次期に延長された場合などに、その修繕費の支払いに備えて設定される引当金を修繕引当金といいます。

MEMO
数年に一度行われる大修繕に備えて設定される引当金(特別修繕引当金)とは異なるので注意しましょう。

決算時(引当金の設定)の仕訳

例題3
決算につき、修繕引当金¥50,000を繰り入れた。

修繕引当金の繰入額は修繕引当金繰入(販売費及び一般管理費)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
修繕引当金繰入 50,000 修繕引当金 50,000

修繕費を支払ったときの仕訳

例題4
建物の定期的修繕を行い、現金¥80,000を支払った。なお、修繕引当金の残高は¥50,000である。

まず修繕引当金を取り崩し、超過する部分については修繕費勘定(販売費及び一般管理費)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
修繕引当金 50,000 現金 80,000
修繕費 30,000

賞与引当金

賞与引当金とは?

賞与引当金とは?

従業員に対して次期に支給する賞与(ボーナス)のうち、当期負担分について設定する引当金のことを賞与引当金といいます。

MEMO
会社役員の賞与に対して設定される引当金(役員賞与引当金)とは異なるので注意しましょう。

決算時(引当金の設定)の仕訳

例題5
決算において、次期に支給予定の賞与のうち、当期負担額¥60,000について引当金を設定した。

次期に支給予定の賞与のうち、当期負担額については賞与引当金繰入(販売費及び一般管理費)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
賞与引当金繰入 60,000 賞与引当金 60,000

賞与を支給したときの仕訳

例題6
従業員に対して賞与¥90,000を現金で支給した。なお、賞与引当金の残高は¥60,000である。

まず賞与引当金を取り崩し、賞与引当金を超過する部分は賞与勘定(販売費及び一般管理費)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
賞与引当金 60,000 現金 90,000
賞与 30,000