売上原価の計算および仕訳問題

問題

次の資料に基づいて、以下の各問いに答えなさい。

目標タイム 2分

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【資料1】決算整理前残高試算表(一部)

決算整理前残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
65,000繰越商品
830,000仕入

【資料2】決算整理事項等

・期末商品棚卸高:¥73,000


【問1】売上原価を求めるための仕訳を示すとともに売上原価の金額を答えなさい。

借方金額貸方金額
売上原価 ¥

【問2】次の決算整理後残高試算表(一部)を完成させなさい。

決算整理後残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
繰越商品
仕入




解答

【問1】の答え

仕訳

借方金額貸方金額
仕入65,000繰越商品65,000
繰越商品73,000仕入73,000

売上原価の金額

¥822,000

【問2】の答え

決算整理後残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
73,000繰越商品
822,000仕入

解説

仕訳の説明

一段目の仕訳で、いったん前T/Bの「繰越商品」(期首商品棚卸高)をゼロにし、これを「仕入」(当期の売上原価)に振り替えます。

次に二段目の仕訳で、期末商品棚卸高を「繰越商品」に振り替えるとともに、これを「仕入」(当期の売上原価)からマイナスします。

売上原価の算定

売上原価は次のように計算します。

売上原価の計算式

期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高

売上原価を求める問題の場合、このようなボックス図を書いて考えていくと分かりやすいと思います。

三分法では期中において「繰越商品」の金額は変動しないので、前T/Bの「繰越商品」が期首商品棚卸高を表します。

決算整理後の仕入勘定の金額は売上原価を表します。