証憑から仕訳を導く問題1

問題

次の各証ひょうにもとづいて必要な仕訳を示しなさい。ただし、商品売買取引は3分法によること。また、不要な欄は空欄のままにしておくこと。

目標タイム 1分30秒

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【問1】事務作業に使用する物品を購入し、品物とともに次の請求書を受け取り、代金は後日支払うこととした。

請求書
借方金額貸方金額

【問2】事務作業に使用する物品をインターネット注文で購入し、品物とともに次の領収書を受け取った。なお、代金はすでに支払い済みであり、仮払金勘定で処理してある。

領収書
借方金額貸方金額

【問3】以下の商品を売り上げ、品物とともに次の納品書兼請求書の原本を発送した。なお、代金の全額は来月末に受け取る予定である。商品の販売代金と送料の合計を掛けとして処理すること。また、同時に配送業者へ商品を引き渡し、同額の送料を現金で支払っている。

納品書兼請求書
借方金額貸方金額




解答

借方金額貸方金額
消耗品費7,300未払金7,300

解説

請求書に記載されている物品はすべて消耗品費勘定で処理します。

消耗品は消耗品勘定(資産)で処理することも考えられますが、選択肢から判断して消耗品費勘定を使います。なお、送料については消耗品費に含めて処理します。

消耗品とは、法定耐用年数が1年未満、もしくは取得価額が10万円未満の少額なものをいいます。

商品の購入(仕入れ)ではないので「買掛金」ではなく「未払金」を使います。

解答

借方金額貸方金額
備品515,000仮払金515,000

解説

パソコンのセッティング費用や配送料は付随費用として備品の取得原価に含めて処理します。なお、すでに代金を支払っているので、貸方は代金支払い時に計上している「仮払金」を取り崩します。

借方金額貸方金額
仮払金515,000現金など515,000
代金支払い時(処理済み)

解答

借方金額貸方金額
売掛金113,500売上113,500
発送費500現金500

解説

売上の金額は相手から受け取る対価の額(送料も含む)で計上します。また、指示にある通り売上と送料の合計額を売掛金とし、配送にかかった費用は「発送費」として別に計上します。

この結果、利益は「売上¥113,500ー発送費¥500=¥113,000」となります。送料として受け取ったものが当社の利益になることはありません。