問題
次の資料にもとづいて、以下の各問いに答えなさい。なお、当期は×5年4月1日から×6年3月31日までの1年間である。
【資料】決算整理後残高試算表
決算整理後残高試算表
借方 | 勘定科目 | 貸方 |
900 | 現金 | |
300 | 売掛金 | |
200 | 繰越商品 | |
買掛金 | 400 | |
資本金 | 450 | |
売上 | 1,700 | |
1,100 | 仕入 | |
50 | 雑損 | |
2,550 | 2,550 |
【問1】次の損益計算書を完成させなさい。
損益計算書
×5年4月1日~×6年3月31日
費用 | 金額 | 収益 | 金額 |
【問2】次の貸借対照表を完成させなさい。
貸借対照表
×6年3月31日
資産 | 金額 | 負債及び純資産 | 金額 |
解答
損益計算書
×5年4月1日~×6年3月31日
費用 | 金額 | 収益 | 金額 |
売上原価 | 1,100 | 売上高 | 1,700 |
雑費 | 50 | ||
当期純利益 | 550 | ||
1,700 | 1,700 |
解説
損益計算書には収益と費用の科目を記載していきますが、以下の点に注意してください。
・「売上」ではなく「売上高」と表示する。
・「仕入」ではなく「売上原価」と表示する。
・収益と費用の差額は「当期純利益」(「費用>収益」の場合は当期純損失)と表示する。
解答
貸借対照表
×6年3月31日
資産 | 金額 | 負債及び純資産 | 金額 |
現金 | 900 | 買掛金 | 400 |
売掛金 | 300 | 資本金 | 450 |
商品 | 200 | 繰越利益剰余金 | 550 |
1,400 | 1,400 |
解説
貸借対照表には資産・負債・純資産の科目を記載していきますが、以下の点に注意してください。
・「繰越商品」ではなく「商品」と表示する。
・繰越利益剰余金の金額は、決算整理後残高試算表の金額(本問では¥0)に損益計算書の当期純利益を加算した金額となる。

主に外部の利害関係者に対して企業の状況を報告するため、最後に損益計算書と貸借対照表を作成します。損益計算書は当期の経営成績(もうけ)を示し、貸借対照表は期末時点の財政状態(財産の状況)を示すものです。