右手打ちのメリットは?
電卓は左手で打ったほうがいいのか?それとも右手で打ったほうがいいのか?という質問をたまに受けます。この質問に対する管理人の答えは、「打ちやすい方の手で打ってください」です。
つまり、右利きの人は右手で、左利きの人は左手で打てばいいと思います。右利きの人が無理をして左手で電卓を打つ必要はありません。
なぜなら右手打ちの場合と左手打ちの場合、それぞれにメリットがあるので一概にどちらがいいとは言えないからです。
もちろん人によって考え方は違いますし、様々な意見があるでしょう。それらを否定するつもりはありません。以下は管理人の個人的な意見だと思って読んでください。
右手打ちのメリット
・普段の勉強におけるメリット
皆さんのお手元にあるテキストや問題集などをご覧になってください。おそらく左側で綴じられていると思います。つまり、左手でページをめくるようになっているのです。
このとき、もし左側に電卓を置いていると邪魔になって仕方ありません。
・試験におけるメリット
試験を受ける時を思い浮かべてもらえばお分かりだと思いますが、多くの人は真ん中に答案用紙、左側に問題用紙を配置すると思います。そうなると、必然的に電卓は右側に置いたほうが効率的ということになります。
このように配置することで、左手で問題用紙や資料をめくりながら右手で電卓を打つとともに答案用紙に記入もできるのでとても効率的です。
日商簿記の試験だとそれほど変わりませんが、公認会計士試験や税理士試験となると問題用紙や資料だけでかなりの枚数になります。
もし左側に電卓、右側に問題用紙を配置してしまうと、ペンを持った右手でそれらの問題用紙や資料をめくったり並べ替えたりしなければならず、それこそ「電卓を打つときにペンを持ち替えると時間がかかる」どころの騒ぎではありません。
したがって左側には問題用紙や資料を集め、右側には筆記用具や電卓を配置するのがベストだと思います。
・実務におけるメリット
実務において、例えば領収書などの証憑書類やその他の資料は左側(もしくは左上)をホッチキスなどで留められている場合がほとんどです。
この場合、左手でそれらの資料をめくりながら右手で電卓を叩かなければなりません。さらに電卓だけでなく、PCのテンキーも右側についているので、右手で打つということになります。
特に実務においては、あえて左手で電卓を打たなければならないという場面はほとんどありません(というか、左手で電卓を打っていると、ちゃんと右手で打つように上司や先輩から注意されることもあります)。
このように実務においては必然的に右手で電卓を打つ機会が多いので、電卓もちゃんと右手で打ちやすいように設計されているのです。
また、この他にも右利きの人が慣れない左手で電卓を打つと当然間違いを起こしやすくなったり、時間がかかるといったデメリットもあります。
もちろん両方の手を使えることに越したことはありませんが、あえて時間を使って練習する必要性はそれほど大きくないと思います。
左手打ちのメリットは?
左手打ちの1番大きなメリットとしては、ペンを持ち替える時間を節約できるということなのですが、ペンを持ち替える時間など1秒もかかりませんし、ましてやそれが原因で合否が左右されることなどありえません。
それに右手でペンを持ったままでも電卓は叩けます。無意識のうちに、右手の指の間にペンを挟んで電卓を打っている人も多いのではないでしょうか?
ちなみにこの他にも、左手で電卓を叩いているとちょっぴり尊敬されるというメリット(?)もあります。
「左手で電卓打てるんだ。すごいね。」って言われます。
なので、ちょっぴり尊敬されたい人は頑張って左手で電卓を打つ練習をしてください。
管理人の結論
さて、長々と書いてきましたが、結論としては最初にも書いたとおり打ちやすい方の手で打てばいいと思います。右手だろうが左手だろうがどっちでも良いことです。
皆さんの目標は試験に合格することのはずです。その大きな目標を見失って、ほんのささいなことで神経質になっていてはいけません。
そんなことで悩んだり、左手で電卓を叩く練習をする時間があるのだったら、1問でも多く問題を解いて1秒でも早く解答できるようになったほうが試験対策上よほど有益だと思います。
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