T勘定は総勘定元帳という帳簿の内容を簡潔に示したもので、貸借対照表や損益計算書とは異なるものです。T勘定の残高を貸借対照表や損益計算書に記入していきます。
例えば、現金が600円増加すると借方に600を記入し、100円減ると貸方に100を記入します。ここで期末になると、借方に残高が500円残っている状態になりますが、この残高500円を貸借対照表の「現金」の項目に記入します。
ちなみに、帳簿(総勘定元帳)では「次期繰越」と書いて翌期へ繰り越します。次期繰越は貸借を一致させるために、現金勘定では貸方に記入します。
簿記は全体像をつかまないと理解しづらいところもあります。まだ入門ということなので、細かいところが分からなくてもとりあえず一通り最後まで勉強を進めてください。そうすれば見えてくることがあると思います。