ITパスポート模擬試験~令和3年度【問31】~

API エコノミーに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ア. インターネットを通じて、様々な事業者が提供するサービスを連携させて、より付加価値の高いサービスを提供する仕組み
  • イ. 著作権者がインターネットなどを通じて、ソフトウェアのソースコードを無料公開する仕組み
  • ウ. 定型的な事務作業などを、ソフトウェアロボットを活用して効率化する仕組み
  • エ. 複数のシステムで取引履歴を分散管理する仕組み

【答え】ア

【解説】

APIエコノミーとは、API(Application Programming Interface)を公開・活用し、他社サービスやアプリケーションと連携することで、新たなビジネス価値や収益モデルを創出する経済圏のことです。

  • 地図API(Google Maps)を使って、ホテル予約サイトに地図表示を組み込む
  • SNSのログインAPIを使って、別のWebサービスと連携
  • 決済APIを使って、ECサイトでの決済をスムーズにする

つまり、APIの公開と連携によって生まれるビジネス連携の仕組み全体がAPIエコノミーです。

各選択肢の解説

ア. インターネットを通じて、様々な事業者が提供するサービスを連携させて、より付加価値の高いサービスを提供する仕組み

→ ⭕ API エコノミーに関する記述として、最も適切です。

イ. 著作権者がインターネットなどを通じて、ソフトウェアのソースコードを無料公開する仕組み

→これはオープンソースソフトウェア(OSS)の説明です。

ウ. 定型的な事務作業などを、ソフトウェアロボットを活用して効率化する仕組み

→これはRPA(Robotic Process Automation)の説明です。

エ. 複数のシステムで取引履歴を分散管理する仕組み

→これはブロックチェーン技術の説明です。

以上より、正解はア.となります。

間違えた人はこちらで復習

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