コンピュータシステム開発の外部への発注において、発注金額の確定後に請負契約を締結した。契約後、支払までに発注側と受注側の間で交わされる書類の組合せのうち、適切なものはどれか。ここで、契約内容の変更はないものとする。
- ア. 提案書,納品書,検収書
- イ. 提案書,見積書,請求書
- ウ. 納品書,検収書,請求書
- エ. 見積書,納品書,請求書
【答え】ウ
【解説】
コンピュータシステム開発などの請負契約において、契約締結後から支払いまでの間に通常交わされる書類の流れは以下の通りです。
- 納品書
→ システムの納品時に受注側から発注側へ提出。
→ 何が納品されたかの記録(ハードウェアや成果物など)。 - 検収書(または検収報告書)
→ 発注側が納品された成果物を確認(検収)し、受領した証として発行。
→「成果物が契約通りであること」を確認する文書。 - 請求書
→ 検収が終わった後、受注側が代金を請求するために発行。
各選択肢の解説
ア. 提案書,納品書,検収書
→提案書は契約前に出すもので、契約後は不要
イ. 提案書,見積書,請求書
→提案書と見積書は、どちらも契約前の交渉段階の書類なので不適切
ウ. 納品書,検収書,請求書
→ ⭕ 契約後に交わされる書類として適切
エ. 見積書,納品書,請求書
→見積書は契約金額決定前の書類なので、契約後には通常使わない
以上より、正解はウ.となります。
※少し細かい問題ですが、各書類が「一般的に」どのタイミングで発行されるかを考えれば解答できます。

