同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において、各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し、上限・下限の限界線を超えるものを異常なプログラムとして検出したい。作成する図として、最も適切なものはどれか。
- ア. 管理図
- イ. 特性要因図
- ウ. パレート図
- エ. レーダチャート
【答え】ア
【解説】
各選択肢の解説
ア. 管理図
→ ⭕ 管理図は、工程の安定性を監視するための統計的手法で、時系列データに対して中央線・上限(UCL)・下限(LCL)を設定し、工程に異常がないかを視覚的に確認できます。本問では、「単位ステップ数当たりのバグ数」という数値に対して、上限・下限を設定し、異常を検出したいという目的なので、統計的工程管理手法である「管理図」が最適です。

イ. 特性要因図
→問題の原因を分類・分析する図。バグの「原因」を調べるのに使う。

ウ. パレート図
→値が降順(大きい順)にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフ。重要な問題の優先度判断などに使う。

エ. レーダチャート
→複数の変数を多角形上にプロットし、隣同士の値を線で結んだもの。凸凹具合から全体のバランスや特徴を把握したり、項目間を比較するのに役立つ。

以上より、正解はア.となります。

