クラスや継承という概念を利用して、ソフトウェアを部品化したり再利用することで、ソフトウェア開発の生産性向上を図る手法として、適切なものはどれか。
- ア. オブジェクト指向
- イ. 構造化
- ウ. プロセス中心アプローチ
- エ. プロトタイピング
【答え】ア
【解説】
各選択肢の解説
ア. オブジェクト指向
→オブジェクト指向は、「クラス」や「継承」などの概念を用いて、データとその操作を一つにまとめた「オブジェクト」を単位にソフトウェアを設計・開発する手法です。同じ構造や振る舞いを持つ部品(クラス)を定義し、それを継承・再利用することで効率的な開発や保守性・生産性の向上を実現します。
→ ⭕ 問題文の内容に合致
イ. 構造化
→機能を中心にプログラム構造を整理する手法
→クラス・継承の概念は使わない
ウ. プロセス中心アプローチ
→業務や処理の流れ(プロセス)を重視した手法
→オブジェクトよりもプロセスの分析に重点
エ. プロトタイピング
→試作品(プロトタイプ)を早期に作成し、ユーザーと仕様を詰める手法
→クラスや継承ではなく、開発モデルの一つ
以上より、正解はア.となります。

