システム要件定義で明確にするもののうち、性能に関する要件はどれか。
- ア. 業務要件を実現するシステムの機能
- イ. システムの稼働率
- ウ. 照会機能の応答時間
- エ. 障害の復旧時間
【答え】ウ
【解説】
システム要件定義における「性能要件」とは、システムの処理速度・応答時間・同時接続数・処理能力などの定量的な指標を指します。つまり、「どのくらい速く動くか」「どれだけ多くの処理をこなせるか」などを具体的に定義します。
各選択肢の解説
ア. 業務要件を実現するシステムの機能
→何ができるか(例:検索、登録)
→機能要件に該当
イ. システムの稼働率
→システムがどれだけ止まらず動いているか
→信頼性要件(可用性)に該当
ウ. 照会機能の応答時間
→操作に対してどれだけ速く応答するか
→ ⭕ 性能要件に該当
エ. 障害の復旧時間
→障害からの回復に要する時間
→信頼性・可用性に関する要件
以上より、正解はウ.となります。
※少し細かいのでやや難問ですが、「性能」という言葉の意味から推測すれば解答は可能です。

