システム開発プロジェクトにおいて、成果物として定義された画面・帳票の一覧と、実際に作成された画面・帳票の数を比較して、開発中に生じた差異とその理由を確認するプロジェクトマネジメントの活動はどれか。
- ア. プロジェクト資源マネジメント
- イ. プロジェクトスコープマネジメント
- ウ. プロジェクト調達マネジメント
- エ. プロジェクト品質マネジメント
【答え】イ
【解説】
各選択肢の解説
ア. プロジェクト資源マネジメント
→人・設備・材料などのリソースの計画と管理
→成果物の比較ではない
イ. プロジェクトスコープマネジメント
→スコープ(成果物の範囲)を定義・管理する活動で、「何を作るか(=成果物の一覧)」と「どこまでやるか(=作業範囲)」を明確にし、スコープに漏れや過剰な追加がないかを管理します。
→ ⭕ 「成果物として定義された画面・帳票の一覧」(=予定されたスコープ)と、「実際に作成された数」(=実施されたスコープ)を比較して差異と理由を確認する活動は、典型的なスコープ管理の作業です。
ウ. プロジェクト調達マネジメント
→外部ベンダとの契約・購入品の管理
→成果物の進捗確認とは関係しない
エ. プロジェクト品質マネジメント
→成果物が要求品質を満たすかを評価・保証する活動
→品質基準の話であり、数や一覧の確認ではない
以上より、正解はイ.となります。

