無線LANのセキュリティにおいて、アクセスポイントが PCなどの端末からの接続要求を受け取ったときに、接続を要求してきた端末固有の情報を基に接続制限を行う仕組みはどれか。
- ア. ESSID
- イ. MACアドレスフィルタリング
- ウ. VPN
- エ. WPА2
【答え】イ
【解説】
各選択肢の解説
ア. ESSID
→無線LANのネットワーク名（SSID）を識別するための文字列。
→端末がどのネットワークに接続するかを選ぶために使われるが、接続制限の仕組みではない。
イ. MACアドレスフィルタリング
→MACアドレス（ネットワーク機器に固有の識別番号）を使って、特定の端末だけを接続許可する仕組み。
→ ⭕ アクセスポイントが接続要求を受け取った際に、端末のMACアドレスを確認して許可・拒否を行う。
ウ. VPN（Virtual Private Network）
→公衆回線を使って、安全な通信経路（トンネル）を作る技術。
→無線LANの接続制限ではなく、通信の暗号化と安全性確保の技術。
エ. WPА2（Wi-Fi Protected Access 2）
→無線LANの通信を暗号化するためのセキュリティ規格。
→接続する端末に対して暗号キー（パスワード）を使って接続可否を判断するが、端末固有の情報（MACアドレス）で制限する機能ではない。
以上より、正解はイ.となります。
情報セキュリティ4～技術的セキュリティ対策～ 
