不適切な行為 a~c のうち、不正競争防止法で規制されているものだけを全て挙げたものはどれか。
a キャンペーンの応募者の個人情報を、応募者に無断で他の目的のために利用する行為
b 他人の ID とパスワードを不正に入手し、それらを使用してインターネット経由でコンピュータにアクセスする行為
c 不正な利益を得ようとして、他社の商品名や社名に類似したドメイン名を使用する行為
- ア. a
- イ. a, c
- ウ. b
- エ. c
【答え】エ
【解説】
不正競争防止法は、企業の営業秘密やブランド・ドメインなどを守るために定められた法律で、以下のような行為を規制しています。
- 営業秘密の不正取得・使用・開示
- 他社ブランド・商標・商品形態などの模倣
- 他人に類似したドメイン名の不正取得・使用（いわゆるドメイン名のなりすまし）
- その他、混同・誤認を生じさせる不正な営業行為
各選択肢の解説
a キャンペーンの応募者の個人情報を、応募者に無断で他の目的のために利用する行為
→ ❌ 不正競争防止法ではなく、個人情報保護法の対象
b 他人の ID とパスワードを不正に入手し、それらを使用してインターネット経由でコンピュータにアクセスする行為
→ ❌ 不正アクセス禁止法の対象
c 不正な利益を得ようとして、他社の商品名や社名に類似したドメイン名を使用する行為
→他人の商品名や社名に類似したドメインを使って誤認を狙う行為は、ドメイン名のなりすましに該当
→ ⭕ 不正競争防止法で規制対象となる代表的なケース
以上より、正解はエ. cとなります。
知的財産権2～ソフトウェアライセンスと不正競争防止法～ 
