ITパスポート模擬試験~令和4年度【問20】~

あるデータを表現するために, 1個の JANコードか 1個のQRコードのどちらかの利用を検討する。表現できる最大のデータ量の大きい方を採用する場合,検討結果として、適切なものはどれか。

  • ア. JANコードを採用する。
  • イ. QRコードを採用する。
  • ウ. 表現する内容によって最大のデータ量は変化するので決められない。
  • エ. 表現できる最大のデータ量は同じなので決められない。

【答え】イ

【解説】

JANコードとQRコードの特徴は以下の通りです。

JANコード(Japanese Article Number)

  • 数字13桁(または8桁)のバーコード
  • 主に商品識別に使用
  • 表現できるのは数字のみ
  • 情報量は非常に少ない

QRコード(Quick Responseコード)

  • 2次元コード
  • 360度読み取り可能
  • 数字、英数字、バイナリ、漢字などを格納可能
  • 最大で約7,000文字(数字のみの場合)の情報を格納可能
  • 携帯決済・URL・個人情報など、広範なデータを表現可能

各選択肢の解説

ア. JANコードを採用する。

→JANコードは非常に限られた情報量しか持たないため不適切

イ. QRコードを採用する。

→ ⭕ QRコードは、JANコードよりも圧倒的に多くのデータを表現可能なため適切

ウ. 表現する内容によって最大のデータ量は変化するので決められない。

→QRコードの方が常にJANコードより多く表現可能

エ. 表現できる最大のデータ量は同じなので決められない。

→QRコードの方が圧倒的に大容量

以上より、正解はイ.となります。

間違えた人はこちらで復習

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