ソフトウェア保守に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- ア. 本番環境で運用中のシステムに対して、ソフトウェアの潜在不良を発見し、障害が発生する前に修正を行うことはソフトウェア保守には含まれない。
- イ. 本番環境で運用中のシステムに対して、ソフトウェアの不具合を修正することがソフトウェア保守であり、仕様変更に伴う修正はソフトウェア保守には含まれない。
- ウ. 本番環境で運用中のシステムに対して、法律改正に伴うソフトウェア修正もソフトウェア保守に含まれる。
- エ. 本番環境で運用中のシステムに対する修正だけでなく、納入前のシステム開発期間中に実施した不具合の修正もソフトウェア保守に含まれる。
【答え】ウ
【解説】
ソフトウェア保守は、本番環境で稼働中のシステムに対して、以下のような対応を行うことを指します。
- 障害の修正
- 機能の改善や性能向上
- 法改正や環境変化への対応
- 将来の障害予防
各選択肢の解説
ア. 本番環境で運用中のシステムに対して、ソフトウェアの潜在不良を発見し、障害が発生する前に修正を行うことはソフトウェア保守には含まれない。
→潜在不良の修正(将来の障害予防)はソフトウェア保守に含まれる
イ. 本番環境で運用中のシステムに対して、ソフトウェアの不具合を修正することがソフトウェア保守であり、仕様変更に伴う修正はソフトウェア保守には含まれない。
→ソフトウェア保守には、仕様変更(例:法改正や業務要件の変更)に伴う修正も含まれる
ウ. 本番環境で運用中のシステムに対して、法律改正に伴うソフトウェア修正もソフトウェア保守に含まれる。
→ ⭕ 本番運用中のソフトウェアに対して、法律改正への対応なども保守作業に含まれます。
エ. 本番環境で運用中のシステムに対する修正だけでなく、納入前のシステム開発期間中に実施した不具合の修正もソフトウェア保守に含まれる。
→ソフトウェア保守は運用開始後が対象であり、開発中の不具合修正は含まれない
以上より、正解はウ.となります。

