文書作成ソフトがもつ機能である禁則処理が行われた例はどれか。
- ア. 改行後の先頭文字が、指定した文字数分だけ右へ移動した。
- イ. 行頭に置こうとした句読点や閉じ括弧が、前の行の行末に移動した。
- ウ. 行頭の英字が、小文字から大文字に変換された。
- エ. 文字列の文字が、指定した幅の中に等間隔に配置された。
【答え】イ
【解説】
禁則処理とは、文書作成等において、見栄えや可読性を保つために「行頭や行末に置いてはいけない文字の配置を自動調整する」機能のことです。
よくある禁則処理の例
- 行頭禁則文字:句読点(「、」「。」)、閉じ括弧(「)」「」」)など
→ これらが行頭にこないように、前の行に送られる処理を行う。 - 行末禁則文字:開き括弧(「(」「「」)など
→ 行末に来ると読みにくいため、次の行へ送られる。
各選択肢の解説
ア. 改行後の先頭文字が、指定した文字数分だけ右へ移動した。
→これはオートインデント機能の説明です。
イ. 行頭に置こうとした句読点や閉じ括弧が、前の行の行末に移動した。
→ ⭕ 禁則処理の代表例です。
ウ. 行頭の英字が、小文字から大文字に変換された。
→これはキャピタライズ処理の説明です。
エ. 文字列の文字が、指定した幅の中に等間隔に配置された。
→これは均等割り付けの機能(レイアウト調整)の説明です。
以上より、正解はイ.となります。

