電子メールを作成するときに指定する送信メッセージに用いられるテキスト形式とHTML 形式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- ア. 受信した電子メールを開いたときに、本文に記述されたスクリプトが実行される可能性があるのは、HTML 形式ではなく、テキスト形式である。
- イ. 電子メールにファイルを添付できるのは、テキスト形式ではなく, HTML 形式である。
- ウ. 電子メールの本文の任意の文字列にハイパリンクを設定できるのは、テキスト形式ではなく, HTML 形式である。
- エ. 電子メールの本文の文字に色や大きさなどの書式を設定できるのは, HTML 形式ではなく、テキスト形式である。
【答え】ウ
【解説】
テキスト形式とHTML形式の主な特徴は次の通りです。
テキスト形式(プレーンテキスト形式)
- 文字だけで構成され、装飾(色・サイズ・リンク等)はできない
- 安全性が高いが、表現力が乏しい
- ハイパリンクはURLをそのまま記載する必要がある(例:https://inuboki.com)
HTML形式
- Webページのようにタグを用いて装飾や構造を持たせたメールを作成できる
- 文字に色をつけたり、リンクを任意の文字列に埋め込んだりできる
各選択肢の解説
ア. 受信した電子メールを開いたときに、本文に記述されたスクリプトが実行される可能性があるのは、HTML 形式ではなく、テキスト形式である。
→スクリプトが実行される可能性があるのは HTML形式。テキスト形式にはスクリプト自体を書けない。
イ. 電子メールにファイルを添付できるのは、テキスト形式ではなく, HTML 形式である。
→テキスト形式でもHTML形式でも、添付ファイルは可能。これはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)で実現されている。
ウ. 電子メールの本文の任意の文字列にハイパリンクを設定できるのは、テキスト形式ではなく, HTML 形式である。
→ ⭕ テキスト形式ではURLの直接記述しかできず、文字列にリンクを埋め込むことはできない。
エ. 電子メールの本文の文字に色や大きさなどの書式を設定できるのは, HTML 形式ではなく、テキスト形式である。
→文字装飾(色・サイズ)はHTML形式でのみ可能。
以上より、正解はウ.となります。

