会計監査の目的として、最も適切なものはどれか。
- ア. 経理システムを含め、利用している IT に関するリスクをコントロールし, IT ガバナンスが実現されていることを確認する。
- イ. 経理部門が保有している PCの利用方法をはじめとして、情報のセキュリティに係るリスクマネジメントが効果的に実施されていることを確認する。
- ウ. 組織内の会計業務などを含む諸業務が組織の方針に従って、合理的かつ効率的な運用が実現されていることを確認する。
- エ. 日常の各種取引の発生から決算報告書への集計に至るまで、不正や誤りのない処理が行われていることを確認する。
【答え】エ
【解説】
会計監査とは、財務諸表(決算書など)が正しく作成されているかを第三者(公認会計士など)がチェックすることです。不正や誤りを防止し、利害関係者(株主・投資家など)に信頼される財務情報を提供するのが目的です。
各選択肢の解説
ア. 経理システムを含め、利用している IT に関するリスクをコントロールし, IT ガバナンスが実現されていることを確認する。
→これはシステム監査の説明です
イ. 経理部門が保有している PCの利用方法をはじめとして、情報のセキュリティに係るリスクマネジメントが効果的に実施されていることを確認する。
→これは情報セキュリティ監査の説明です
ウ. 組織内の会計業務などを含む諸業務が組織の方針に従って、合理的かつ効率的な運用が実現されていることを確認する。
→これは業務監査の説明です
エ. 日常の各種取引の発生から決算報告書への集計に至るまで、不正や誤りのない処理が行われていることを確認する。
→ ⭕ これは会計監査の説明です
以上より、正解はエ.となります。

