トランザクション処理におけるコミットの説明として、適切なものはどれか。
- ア. あるトランザクションが共有データを更新しようとしたとき、そのデータに対する他のトランザクションからの更新を禁止すること
- イ. トランザクションが正常に処理されたときに、データベースへの更新を確定させること
- ウ. 何らかの理由で、トランザクションが正常に処理されなかったときに、データベースをトランザクション開始前の状態にすること
- エ. 複数の表を、互いに関係付ける列をキーとして、一つの表にすること
【答え】イ
【解説】
コミット(COMMIT)とは、トランザクション処理において、すべての処理が正常に完了したことを確認した後、データベースへの変更を確定(保存)する操作です。これにより、他のユーザーや処理からもその変更が見えるようになります。
各選択肢の解説
ア. あるトランザクションが共有データを更新しようとしたとき、そのデータに対する他のトランザクションからの更新を禁止すること
→これは排他制御の説明です
イ. トランザクションが正常に処理されたときに、データベースへの更新を確定させること
→ ⭕ これはコミットの説明です
ウ. 何らかの理由で、トランザクションが正常に処理されなかったときに、データベースをトランザクション開始前の状態にすること
→これはロールバックの説明です
エ. 複数の表を、互いに関係付ける列をキーとして、一つの表にすること
→表の結合操作の説明です
以上より、正解はイ.となります。

