電子メールに関する記述のうち、適切なものはどれか。
- ア. 電子メールのプロトコルには、受信に SMTP, 送信に POP3が使われる。
- イ. メーリングリストによる電子メールを受信すると、その宛先には全ての登録メンバーのメールアドレスが記述されている。
- ウ. メールアドレスの“@”の左側部分に記述されているドメイン名に基づいて、電子メールが転送される。
- エ. メール転送サービスを利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを一つのメールボックスに保存することができる。
【答え】エ
【解説】
各選択肢の解説
ア. 電子メールのプロトコルには、受信に SMTP, 送信に POP3が使われる。
→送受信の役割が逆になっています。実際は、送信にSMTP、受信にはPOP3またはIMAPを使用します。
イ. メーリングリストによる電子メールを受信すると、その宛先には全ての登録メンバーのメールアドレスが記述されている。
→メーリングリストは一般的に、1つの代表アドレスに送ると登録者全員に配信されますが、プライバシー保護やスパム対策のため、受信メールの宛先にはメーリングリストのアドレスまたは投稿者のアドレスのみが表示され、通常は他のメンバーのアドレスは見えないようになっています。
ウ. メールアドレスの“@”の左側部分に記述されているドメイン名に基づいて、電子メールが転送される。
→“@”の右側部分がドメイン名です。メールの配送はこの右側のドメイン名に基づいて行われます。なお、“@”の左側はそのドメイン内の個別ユーザー名を表します(ユーザー名“@”ドメイン名)。
エ. メール転送サービスを利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを一つのメールボックスに保存することができる。
→ ⭕ 正しい記述です。
以上より、正解はエ.となります。

