RPA が適用できる業務として、最も適切なものはどれか。
- ア. ゲームソフトのベンダーが、ゲームソフトのプログラムを自動で改善する業務
- イ. 従業員の交通費精算で、交通機関利用区間情報と領収書データから精算伝票を作成する業務
- ウ. 食品加工工場で、産業用ロボットを用いて冷凍食品を自動で製造する業務
- エ. 通信販売業で、膨大な顧客の購買データから顧客の購買行動に関する新たな法則を見つける業務
【答え】イ
【解説】
RPA(Robotic Process Automation)とは、人間がPC上で行っている定型的な業務を、ソフトウェアロボットが自動化する技術です。
各選択肢の解説
ア. ゲームソフトのベンダーが、ゲームソフトのプログラムを自動で改善する業務
→ゲームの「自動改善」は、AIや機械学習の領域であり、非定型かつ創造的な処理を含むため、RPAの対象ではありません。
イ. 従業員の交通費精算で、交通機関利用区間情報と領収書データから精算伝票を作成する業務
→ ⭕ これは定型的・ルールベースで繰り返し行われる事務処理であり、RPAの最も得意とする分野です。
ウ. 食品加工工場で、産業用ロボットを用いて冷凍食品を自動で製造する業務
→これは物理的なロボットによる業務であり、RPAとは異なる領域です。
エ. 通信販売業で、膨大な顧客の購買データから顧客の購買行動に関する新たな法則を見つける業務
→これはビッグデータ解析やAIによるデータマイニングの領域で、RPAのようなルールベースの自動化とは異なります。
以上より、正解はイ.となります。
