ITパスポート模擬試験~令和6年度【問3】~

未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す用語として、最も適切なものはどれか。

  • ア. PoC (Proof of Concept)
  • イ. PoV (Proof of Value)
  • ウ. バックキャスティング
  • エ. フォアキャスティング

【答え】ウ

【解説】

各選択肢の解説

ア. PoC (Proof of Concept)

→「概念実証」という意味で、アイデアや技術の実現可能性を検証する初期段階の試み(例:AIを導入して本当に業務が効率化できるか試してみる)。

イ. PoV (Proof of Value)

→「価値の証明」という意味で、技術や製品が実際にビジネス上の価値を生み出すかを検証するフェーズ。PoCの次に行うことが多い。

ウ. バックキャスティング

→ ⭕ 未来のあるべき姿や目標を最初に設定し、そこから逆算して、現在何をすべきかを考える手法(例:2050年にカーボンニュートラルを達成するという目標があるとき、2040年までに再エネ50%、2030年までにガソリン車の販売禁止など)。

エ. フォアキャスティング

現在の状況や過去のデータから将来を予測するアプローチ(例:現在の人口減少ペースから将来の労働力人口を予測する)。

以上より、正解はウ.となります。

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