あるシステムの運用において、利用者との間で SLA を交わし、利用可能日を月曜日から金曜日、1日の利用可能時間を7時から22時まで、稼働率を98%以上で合意した。1週間の運用において、障害などでシステムの停止を許容できる時間は最大何時間か。
- ア. 0.3
- イ. 1.5
- ウ. 1.8
- エ. 2.1
【答え】イ
【解説】
この問題では、SLA(サービスレベルアグリーメント)に基づいて、許容される最大停止時間を計算します。まず前提条件を確認しましょう。
- 利用可能日:月曜〜金曜(平日5日間)
- 利用可能時間:1日 7時〜22時(15時間)
- 稼働率:98%以上
1週間の総稼働予定時間を計算
1日あたりの稼働時間は15時間、1週間での利用可能日は5日間
→15時間 × 5日 = 75時間
許容される最大停止時間を計算
稼働率が98%ということは、停止できる時間は残りの2%だけです。
停止可能時間 = 総稼働予定時間 × (1 − 稼働率)
= 75時間 × (1 − 0.98)
= 75 × 0.02
= 1.5時間
以上より、正解はイ.となります。
※本問は自分で考えて解く応用的な問題なので、用語の丸暗記のみでは対応できません。

