職場で不要になった PCを廃棄する場合の情報漏えい対策として、最も適切なものはどれか。
- ア. OS が用意しているファイル削除の機能を使って、PC 内のデータファイルを全て削除する。
- イ. PCにインストールされているアプリケーションを、全てアンインストールする。
- ウ. PCに内蔵されている全ての記憶装置を論理フォーマットする。
- エ. 専用ソフトなどを使って、PC に内蔵されている全ての記憶装置の内容を消去するために、ランダムなデータを規定回数だけ上書きする。
【答え】エ
【解説】
各選択肢の解説
ア. OS が用意しているファイル削除の機能を使って、PC 内のデータファイルを全て削除する。
→「削除」しても実際のデータは記憶装置に残っており、簡単に復元可能
イ. PCにインストールされているアプリケーションを、全てアンインストールする。
→ソフトウェアを削除しても、ユーザーデータやログ情報は残る可能性がある
ウ. PCに内蔵されている全ての記憶装置を論理フォーマットする。
→フォーマットしてもファイル構造を初期化するだけなので、データ復元は可能
エ. 専用ソフトなどを使って、PC に内蔵されている全ての記憶装置の内容を消去するために、ランダムなデータを規定回数だけ上書きする。
→これにより、高度な復元ツールでも元データを取り出せなくなる
→ ⭕ 物理破壊を除けば、最も確実な情報漏えい対策の一つです。
以上より、正解はエ.となります。
