事業、経営情報に知財情報を組み込んで分析し、現状の俯瞰(ふかん)や将来展望などの分析結果を事業責任者、経営者と共有し、事業戦略又は経営戦略に反映させることを表す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア. CVC (Corporate Venture Capital)
- イ. IP ランドスケープ(Intellectual Property Landscape)
- ウ. MOT (Management of Technology)
- エ. SWOT分析
【答え】イ
【解説】
各選択肢の解説
ア. CVC (Corporate Venture Capital)
→企業がベンチャー企業に出資し、技術・市場の探索を行う手法(知財分析とは別)
イ. IP ランドスケープ(Intellectual Property Landscape)
→知財情報を経営戦略に活用するための分析・共有手法
ウ. MOT (Management of Technology)
→技術を事業や経営に活かすための技術経営全般の考え方であり、知財に特化していない
エ. SWOT分析
→企業の強み・弱み・機会・脅威を分析する汎用的なフレームワークであり、知財には限定されない
以上より、正解はイ.となります。
【参考】IP ランドスケープ
IPランドスケープとは、特許などの知的財産(IP)情報を事業や経営戦略に活用する手法で、単なる知財分析にとどまらず、事業・市場・競合・技術の動向などを俯瞰し、将来を見据えた戦略立案に役立てることを目的としています。