企業経営の中核となる考え方を、ミッション,ビジョン, バリューの三つに分けて示す場合、ビジョンとして示すものとして、最も適切なものはどれか。
- ア. 企業の存在意義や使命
- イ. 企業の存在意義や使命をふまえた、ある時点でのありたい姿
- ウ. 戦略を実現するために重要となる業績管理指標
- エ. 戦略を実現するために重要となる成功要因
【答え】イ
【解説】
「Mission(ミッション)」、「Vision(ビジョン)」、「Value(バリュー)」の頭文字をとった言葉で、企業が社会に対して「なすべきこと(ミッション)」、企業・組織が目指す「あるべき姿(ビジョン)」、企業・組織の構成員が具体的に「やるべきこと(バリュー)」を表した経営方針をMVVと呼びます。
各選択肢の解説
ア. 企業の存在意義や使命
→ ❌ これはミッションの説明。
イ. 企業の存在意義や使命をふまえた、ある時点でのありたい姿
→ ⭕ ミッションに基づいた「将来のありたい姿」、もしくは企業が目指す方向性や将来像はビジョンに該当。
ウ. 戦略を実現するために重要となる業績管理指標
→ ❌ これはKPI(重要業績評価指標)の説明。
エ. 戦略を実現するために重要となる成功要因
→ ❌ これはCSF(重要成功要因)の説明。
以上より、正解はイ.となります。
